2015年07月30日

第5回目散布終了&梅雨明け

26日に開始した第5回目薬剤散布、昨日29日に無事終わりました。

初日は風も少なく気温も最高で27℃くらいだったため捗りましたが、
その後は小雨模様だったり(28日は一日小雨で散布出来ず)、
何時降るか判らない状況では散布する訳に行かなかったりで、
足掛け4日掛かってしまいました。

一週間前から「これぞ梅雨」って感じでジトジトしていて、
モモシンクイガが産卵しそうな気候だっただけに、
手間取り過ぎたなという不安がありながらも一安心です。

今回散布したのはこの2種類です。
15.07.30-1.jpg










右が殺虫剤「イカズチ」。
商品名が農薬っぽくなくて、しかも絵がまた正しく雷(いかずち)。
笑っちゃいます。
15.07.30-8.jpg










薬剤成分をアップにすると
15.07.30-2.jpg










第3回目に散布した「バイスロイド」と同じ、
合成ピレスロイド系(除虫菊の殺虫成分を人工合成したもの)です。

今年の防除の重要課題は、
昨年大発生したシンクイムシ被害を抑えることです。
(実際には、これまで何度か書いたように、春先の強風の影響で薬剤の
掛かりムラがあって黒星病も多くなってますが)

シンクイムシ被害(モモシンクイガがりんご表面に産卵し、ふ化した幼虫
がりんご果実内に入り込んで食害する)は、
9月上旬、残暑が長ければ9月末〜10月上旬まであります。

果面に産卵してもそれがふ化しなければ被害は出ないのですが、
秋が温かいと、ふ化して果肉を食害するヤツが出てくるんですね。

昨年は10月に「ふじ」の玉回し作業をしながら
シンクイムシが果実から顔を出しているのを随分見つけたものです。

その頃に幼虫だったものは、りんごから土に落ちて、
土中で越冬して翌年5月末〜6月上旬に成虫(モモシンクイガ)となり、
6月中旬頃から産卵することになります。

今年は春先の気温が高かったので、
6月10~12日と「早めの」中旬に(第3回目散布)散布しました。

合成ピレスロイド系薬剤は光による分解が遅いため薬剤効果が長く続くそうなので、
晴の日が多く、収穫が一番早い「つがる」(9月下旬)の50日前のこの時期に、
合ピレ系をもう一度散布することとしました。

左にあるのは、殺菌剤「フリントフロアブル」。
使用説明書によると収穫前日まで散布してよいことになってます。
15.07.30-3.jpg













適用病は、黒星病、黒点病、斑点落葉病、褐斑病、輪紋病、炭疽病等。
ただ、大概の殺菌剤はこれらの病気が適用病とされています。

さて、
ここのところ雨の日が多くなったとは言ってもジトジト小雨で、
園地内にある井戸の水位はそんなに上がって来てないので、
全量、近所(車で2分くらい)にある利水組合の井戸水を使用しました。

近所に2ヶ所あります。
先ずその一つ。
15.07.30-4.jpg










500ℓタンクを2分くらいで満杯にできます。

もう一ヶ所。
15.07.30-5.jpg










当園園地のてっぺん近くにあります。
高台にあるため井戸が深く、水圧が先ほどのものよりも低いのが難です。
が、それだけに利用者が少なくて私はこちらの方が好きです。
水質も井戸が深い分良い気がします。

直ぐ近くに11月完成予定の井戸を建設中です。
15.07.30-6.jpg










汲み上げるモーターも大きいようなので、
今よりも汲み上げ圧力(速度)が上がりそうです。

ところで、29日、北東北も梅雨明けしたようです。
梅雨入りはかなり遅かったのですが、梅雨明けは平年並とのこと。
2〜7日のねぶた祭期間も天候に恵まれそうで良かったです。
posted by ナッツ at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

2015年07月25日

恵みの雨

昨夜から今日午前に掛けて、久々〜にまとまった雨が降りました。

「記録的な少雨」を通り越して「干ばつ」と言っていい程で、
岩木川水系の「目屋ダム」では最低水位に迫っていましたから、
文字通り「恵みの雨」です。

りんごの樹たちも、
乾いたスポンジが水を吸収するように、
グングンと水分を吸い上げていることでしょう。

またこの干ばつで、
園地内にある井戸の水位も上がってこなくて薬剤散布にも困って
いました。

春先の干ばつの場合には、地下に雪融け水があるせいでしょう、
井戸の水位がここまで下がることはないのですが、
梅雨時〜真夏の雨不足では、井戸の水位が上がらなくなります。

りんご栽培2年目には、水を確保出来ない為に、
8月の散布が出来ず仕舞いで年間4回しか散布出来ずに冷や冷やモノでした。

昨年からは、
水利組合に加入して近所の共同水汲み場を利用できるようになりましたから、
今年もこれを利用することにします。

20日辺りから第5回目の散布を開始するつもりでしたが、
早朝に霧雨程度とはいえ、薬剤散布出来ない程の水滴が葉面に着く程度だったし、
せっかく散布した後に本降りになるリスクもあるので、
ズルズルと散布が延びてしまっています。

他方、湿度は高くて寝苦しい程の夜もあるので、
シンクイムシの産卵ふ化が、とっても心配な状況です。

明日は暗いうちから家を出て、
明るくなると同時に散布を開始する予定です。

因に明日の青森の日の出は4時27分20秒。
夏至(6月22日)を過ぎて1ヶ月、
この間に日の出時間が約20分遅くなりました。
皆さんお住まいの地域の日の出日の入り時間もこちらで見られます笑。
posted by ナッツ at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

枝豆播種11日後

10日に播いた枝豆の21日の様子です。

15.07.25-1.jpg










完全に「本葉」が開くまで育ってくれています。
直ぐ左隣りにも、同時に播いたものですが、
子葉の上部にようやく本葉が出来かけているものがあります。

写真は撮りませんでしたが、
その後4〜7日遅れで播いたものも順調に発芽して育ってくれています。
こちらは播くのが遅かったので枝豆として食べるには間に合わないかも
しれませんが、
園地土壌に「窒素分を補給する」(枝豆(大豆)の根に共生する根粒菌の働き)
程には育ってくれるでしょう。

干ばつと言える程の雨不足ですが、
ここのところ、霧雨程度とはいえ小雨のこともあったので、
りんごの樹はともかく枝豆や下草はそれなりに水分補給出来ているようです。
posted by ナッツ at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2015年07月17日

時期外れの菖蒲の開花

先週後半に気付いた蕾が、火曜に咲き出しました!

満開をちょっと過ぎてしまってからの撮影で申し訳ありません。

15.07.17-4.jpg










6月上旬に咲いた花の枯れた跡がまだ周りに見られます。

ちょっと引いて
15.07.17-3.jpg










水を必要とする菖蒲。
この少雨なのに、しぶとく咲いてくれるなんて。
それとも、余りの少雨に驚いての時期外れの開花でしょうか?

この記録的な少雨で、
りんごの実の成長も鈍いです。
開花が早くその後の日照時間や気温も良かった為に6月までは順調でしたが、
最近は鈍化しています。

関東までは雨が多く、
追い打ちを掛けるように台風11号が各地に大雨をもたらしていますが、
青森は記録的な少雨のままです。
他の地方の方々には申し訳ありませんが、明日18日午後からの雨予報が待ち遠しいです。
posted by ナッツ at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

毛豆が発芽!

10日に播いた毛豆(枝豆の津軽地方在来種)の一部が、
16日に発芽し出しました!

15.07.17-1.jpg










15.07.17-2.jpg










「記録的な少雨の中、よく出てきてくれたね」
と思わず話し掛けてしてしまいます笑。

10日に播いた後、11〜13日は東京出張。
これまで過ごし易い日が続いていた青森も、
この間は30度を超える暑さ(月曜は35℃)だったようです。
火曜も暑い中、水を撒いてあげた甲斐がありました。

「播き時」からして、もう「枝豆」として収穫するのは諦めたし、
「つがる」や「ひろさきふじ」「ジョナゴールド」等の見直し摘果や
支柱入れ等も急ぎたいので、

残りの豆(1ℓ買った半分以上!)は、
焦らずに完璧「緑肥」用として、若木その他の周りに、
見直し摘果その他の作業と併行して行なっています。
それらも順次発芽してくれることでしょう。

とはいえ、台風の影響で明日18日午後から夜にかけて雨になる予報なので、
明日で完了させます。

園地内、点在する苗木若木の周りに播いた処に水を撒くのは、
それだけで労力も時間もかかりますから、
まとまった雨が降ってくれるタイミングは逃せません。
posted by ナッツ at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2015年07月12日

枝豆播き

10日は、今春植えた苗木(1歳、2歳)、ここ数年植えた若木(3〜5歳)の
周りに枝豆を播く作業に精をだしました。

播くのはこれ。
青森津軽地方の在来種、「毛豆」です。
地元種苗店で1ℓも買っちゃいました。
15.07.11-2.jpg










苗木幹周り、刈り払い機で簡単に草を刈った後で、
鎌で穴を堀って足で踏み込みます
15.07.11-1.jpg










りんごの樹に窒素分を与えるのが主目的ですから、
畝を立てるなどの手間はかけません。
(そうしなくても大丈夫なのは3年前にやってわかってるので)

其処に豆を3〜5粒(次第に増えて、後半はもう少し大きめの穴に5〜7粒に笑)
入れます。

15.07.11-3.jpg










15.07.11-4.jpg










土を被せて靴で踏みます(「鎮圧」)。
15.07.11-5.jpg










そして水をかけて完成
15.07.11-6.jpg










今年は記録的な少雨なのが気掛かり。
途中からは、
播く箇所に水をまいてから穴を掘り(土が柔らかくなって掘るのも楽)、
土を被せて鎮圧した後また水を掛けるようにしました。

幹周りに4ヶ所程播きます。
この木は奮発して6ヶ所!
15.07.11-7.jpg










ちなみに根元ではなく、少し離れた処に播きます。
養分を吸収するのは根の先の細い部分ですから、
その辺り、もしくはその少し先(樹が養分を求めて根を伸ばすように!)に
枝豆(つまりはその根に共生する根粒菌がつくる窒素分)が有るようにします。

この作業ばかりだと腰に負担がかかるので、
時折「つがる」の見直し(2番)摘果作業も。

その際摘んだ実です。
iPhoneと並べて遊んでみました笑。
15.07.11-8.jpg










posted by ナッツ at 17:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 農作業

2015年07月10日

摘果一巡目終了

摘果一巡目が9日昼前にようやく終了しました。
6月で終わらせる予定でしたから一週間以上遅れましたが、
最後は2巡目終了時レベルで摘んでいるので、まあ良しとしましょう。

その後も実の成長が良いです。
実自身の重みで実が下向きになっています。
一ヶ月前は上を向いてます)

早い時期に摘果したジョナゴールドです。
15.07.10-1.jpg










同じく早めに摘果した つがる
15.07.10-3.jpg










どちらも、ふじに比べて収穫期が早いのは勿論のこと、
開花時期、落花後の実の成長速度、共に早いので、
摘果作業も先にします。

6月は記録的な少雨でしたが、
梅雨入り直後のまとまった雨と、何度かの小雨で、
樹々の葉も緑が増し、下草も元気になってきました。
15.07.10-5.jpg










先のジョナゴールドの一本
15.07.10-2.jpg










つがる
15.07.10-4.jpg










最後に早朝の岩木山
15.07.10-6.jpg










とくかく、摘果一巡目が終わって一安心。
樹も身軽になってサッパリしてる気がします。

これからは、
急ぎ苗木若木周りを中心に大豆を播き(緑肥として)、
早期に摘果作業をした「つがる」「ジョナゴールド」少ないけど「王林」
の見直し(2巡目)摘果作業、
実の重みで枝がしなってくるので支柱入れ、
等を中心に作業していくことになります。
posted by ナッツ at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

2015年07月02日

第4回目散布終了

30日(火)〜1日(水)に4回目の農薬散布をしました。

30日は涼しく風も無かったので作業が捗ったおかげで
2日間で終えることができました。

梅雨入りして天候不順なので、
2日間で終えることができて一安心です。

案の定、早朝には「18時から小雨」の予報だったのが、
9時頃には「15時から小雨」に変わっていて、
散布終了が正午近く、そして予報通り14時半過ぎから雨がパラつき出した
のでラッキーでした。
(散布した薬剤は、一旦乾けば大丈夫)

今回散布したのはこの2種類です。
15.07.02-1.jpg










右がアントラコール顆粒水和剤(殺菌剤)。
成分名はプロピネブ。
防除対象はこれまで同様、
黒星病、斑点落葉病、褐斑病等々です。

これまでは黒星病が主流でしたが、
夏は斑点落葉病や褐斑病が主流になるので、
これらに特に有効だという点、

そして耐雨性が高く温度や紫外線による分解がゆるやか
なのは雨の多いこの時期には助かることから、
この殺菌剤にしました。

左はスプラサイド水和剤(殺虫剤)。
成分名は、DMTP(メチダチオン)、有機リン系の薬剤です。
防除対象は、シンクイムシ、カイガラムシ等々。

動物の神経作用を麻痺させることから世界的に使用量が減っている有機リン剤ですが、
ネオニコチノイド系を使用しない、
同系列の薬剤はなるべく使用しない(特に連続では使用しない)
となると、

防除上重要な「シンクイムシ」、
しかも昨年大発生した為、散布回数を増やしてしっかり防除する必要がある今年は、
有機リン系剤も使用せざるを得ません。
濃度下げて年1回散布は仕方ありません。

因に、雨で流れたり紫外線分解したりで、
りんごが皆さんのお手元に届く頃はもちろん、1ヶ月後には残ってませんから、
消費者の皆さんはご心配要りません。
園地環境および私自身の健康への影響の問題です。

さて、
農薬散布は心身共に疲れますが、
やはり適期に終えるとほっとします。
今日から、もう少し残っている摘果作業に精を出します。
posted by ナッツ at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

やっと梅雨入り

ご無沙汰しております。
約半月ぶりの更新となってしまいました。

今年は前線が九州付近で停滞していた為に
九州では記録的な雨量で災害も発生していますが、
青森では記録的な少雨でした。

27〜28日は東京出張で青森に居ませんでしたが、
この土日に久々にまとまった雨が降ったようで、
特に土曜日は一日中雨で、しかも台風並の強風だったようです。

その土曜日、ようやく
「北東北が梅雨入りした模様」
との気象庁の発表がありました。

月曜日に園地にいってみると、
二日で下草が伸びたというか元気になったのを感じます。

下草にスポットを当てて3枚ご紹介します。
15.07.02-4.jpg










15.07.02-2.jpg










今年はこれが多い
15.07.02-3.jpg










posted by ナッツ at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感