2017年01月02日

木守り(こもり)

明けましておめでとうございます。

おかげさまで無事年を越せました笑。
発送も年内分を何とか28日までに終えることができました。
かなりギリギリで、自己満足に過ぎない部分もありましたが。

平成28年度産(7年目)を振り返って改めて思うことの一つ。
「木を守ることが第一」

味はもちろん、
〜その味に関しても、
 りんご本来の味がする、
 やさしい味がする、
 食べ飽きない、
 からだは勿論心がよろこぶ、
 等々様々な感想をいただいています〜
年々、無施肥低農薬の様々な効果が現れ高まっています。

自分の実感以上に、
お客さまからの感想からそう言えます。

肥料や薬に頼らないということは、
自然の営みに任せるということで、
それはゆっくり、でも確実に進みます。

それだけに、「続ける」こと、
言い換えれば「木を維持する(守る)」ことが重要になります。

具体的には、
1、防除〜病気、虫、ネズミ
2、剪定
3、摘果(花)

剪定の仕方で木の元気度(「樹勢」)が変わってしまいます。

りんごは開花した後で葉が出るので其れまで光合成はされません。
(蕾を覆っている葉は開花と同時に開きますが)。
つまり花を咲かせる養分は前年までの貯蔵養分で賄っています。
花(蕾)の段階で出来るだけ摘むことで、
結実後も出来るだけ早期に落とすべき実を摘むことで、
木は養分を他に回すことができます。

そして防除。
病気と虫に関しては、
「完全排除」ではなく「大量発生しない程度」で
超と言える程の低農薬でやってきました。

散布時期、散布方法、農薬散布以外でも園地を整えることによって、
更に減らす工夫をしていきます。

問題はネズミ。

昨年は、幹周りの樹皮を食害から守るために肥料袋を巻く作業を
かなりやりました。

さらに今年(平成28年秋冬)は、
根元周りの土起こし
をしっかりやりました(11月28日記事参照)。

例年秋に根元周りの下草は刈りますが、
根こそぎ起こす作業まではやってませんでした。

周りの農家さんがやっているのを見ても、
折角草が生えてるのに勿体ない、
そこまでやると労力も時間も掛かってやる余裕無い、
とどこかで敬遠していました。

今年は、腐乱病は大して無いのに木が弱っている
(葉の元気がなく実も小さい)ことが散見されて、
どうも根に問題がありそう、
と思って前述土起こしをしっかりやってみました。

すると、起こした草の根の下にネズミの穴(巣への道)が!!
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しかもクローバーなど横に根を張って起こし難い草の下にこそ
ネズミ道が沢山有るじゃありませんか!
自分が無意識のうちに横着してやらなかった処ほど重要だったことに
今更ながらに気付かされました。

作業している私の周りをウロウロしている北斗も
クンクン臭いを嗅ぎ回ったり、穴に前足を突っ込んだりして、
いつも以上にネズミをつかまえてくれます。

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りんご箱の中で味わう北斗
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作業して木の周りを一周している間に、
最初に土起こしした辺りから迂闊にも出て来るネズミもいます。

最初は躊躇していた私も、一匹処分したら次第に平気になって、
2本に1匹の割合で処分するようになりました。
結構な数です。

今秋は、ふじ収穫の合間や収穫後選果作業中に、
この作業もしていました。
幹を覆う作業は積雪後でもできますが、
土起こし作業は積雪前でないと出来ないし効果が薄れますから。

小玉化で、同じ収穫量(重量)でも個数が多ければ収穫作業も選果作業も
手間がそれだけ増えて時間がかかる上に、
この手の作業に時間を掛けた分、
選果発送作業が遅くなってしまいました。

29年度こそ(例年そう思ってはいましたが)、
剪定作業を早くに終わらせて余裕をもって開花を迎える、
それにより黒星病防除に重要な第一回目散布を雪融け直後に行なう、
摘花作業から始めて摘果作業を早めに終える、
根元周りの草は年間通じて刈るようにした上で土起こし作業は
ふじ収穫前(というよりジョナゴールド収穫前)に終わらせる、
ということを確実に実行していきます。

今年こそは!
posted by ナッツ at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業