翌日11日には発達した低気圧が北上して暴風雨になるとの予報だったので、
9日も雨の中頑張った甲斐がありました。
と言うと凄く頑張った感じですが、収穫量が予想通り少なかったからなんです。
ここ3年に比べて40〜45%の収穫量。そして小玉傾向。
色々聞くと、今年は多くの農園で1〜2割減、小玉傾向だそうですが。
ここ数年、
着花が多い→摘果が遅くなる
→遅くなるだけで樹に負担が掛かるし、
遅くなって実が成長すると摘みにくくなって成らせ過ぎて更に負担を掛ける
ということがあった為と言われています。
当園の場合、
基本一人で作業しているので更に作業が遅れて樹に負担をかけている、
加えて無肥料、
という事情で二重三重に輪をかけて樹に負担を掛けてしまっていますから。
樹に負担が掛かれば、
貯蔵養分が減る、花芽が小さくなる、樹が休む、更には樹が弱る、となります。
元々ふじは収穫期が遅く、
葉が光合成する時期の殆どギリギリまで養分を実に注いでいるため、
隔年傾向(翌年休む傾向)がある品種。
減産の今年の中でも一番の減産率となりました。
さて、10月28日の写真です。

岩木山山頂に雪が積もっています。
ふじです。

青空に、りんごの赤と葉の緑が映えます。

みんなこんなだと良いのですが、振り向いた後ろの樹はというと、

殆ど実が有りません…
収穫後の樹のようです。
収穫していても、ついつい気落ちしてしまいがちですが、
来年の花芽が結構あることに励まされながら、
無事収穫を終えることができました。
こんな年でも成ってくれた実に、
頑張って実を成らせてくれた樹に、
例年以上に感謝です。