2018年03月04日

ジョナと北斗

雌猫のジョナが行方不明(失踪)になって昨日で丸一年が経ちました。
何処かで元気にしてることを祈るばかりです。

そして雄の北斗。
暫くブログに登場しないなぁと思っていた方も少なくないかもしれません。
実は昨秋10月12日午前1時に亡くなりました。
悪性リンパ腫でした。

8月下旬、朝畑に行ったら眉間辺りがボコッと腫れ上がっていて、
喧嘩して怪我したのかと思いましたが触っても痛がる風でもなく。
翌朝には退きましたが、数日後に其処の毛が抜け落ちてきて。

その後、日毎に毛も生えて来たので様子を見ていたところ、
2週間後くらいから次第に鼻が詰まって辛そうで、
眉間辺りも再び少しずつ腫れてきて、
左目が圧迫されて次第に塞がってくる始末。

これはただ事ではないと、
畑から一番近い動物病院(車で12〜3分)に連れて行ったものの判らず、
蓄膿症か?と思いつつ、抗生剤と消炎剤を2週間服用しても改善がみられないので、
倍くらい時間があかかるけれども
(猫は車に乗るのが嫌い。北斗は特に苦手で吐いたり排泄したりで大変)、
もう少し設備が整っていて評判の良い動物病院へ。

他の病院で薬で改善がみられないということもあって、
即エコー検査。
膿のようなモノではないことが判り、
麻酔して肉片を取り出して組織検査に出すことに。

1週間後、
悪性リンパ腫の疑いが強い(事実上100%確定)
との検査結果を聞かされ、今後について、

・放射線治療(→大学病院へ通うなど事実上無理)、
・抗がん剤治療(それも程度で2段階有り)、
・ステロイド治療(効くが直ぐにパタッと確実に効かなくなる)、
の選択肢を説明してもらいました。

自分自身は、
「がん検診は受けない、
何か見つかっても基本的に所謂『標準治療』はしない」
と決めているのに、
北斗のことになると、「抗がん剤か…」と迷い即答できませんでした。

自分自身のことと親や家族のことは同じには考えられない、
と聞いたことがあったし、そう思うこともあったけれど、
猫で迷うとは。

結局、
北斗が苦しまないことが一番、
気休めの延命は止めよう(人間で言う「5年生存率」は猫では「2年」)、
何が自然なのか、
を考えて抗がん剤治療は行なわないことにしました。

自分が癌と判ったらガンガン飲もうと思っている「惠命 我神散」、
飼い犬が乳腺腫瘍で痩せたけど元気にしているという知人から教えてもらった
チャコール(毒出し効果が高い)、
そして自然栽培のオリーブオイル、
これらを混ぜたものを注射器に入れて口から「プシュっ」と
一日2〜3回飲ませ(無理矢理注入して)、

あとは一緒の時間を大切にすることにしました。

悪性リンパ腫だと判明した直後、9月20日頃からの様子を何枚かご紹介します。

僕が畑に着くと車の処まで駈けて来ていたのが、
この頃は小屋の周りから一日離れなくなっていました。
お気に入りの場所の一つ、小屋入口のブロックの上で日向ぼっこしています。
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眉間が少し腫れて毛が抜けています。
左目が赤いのは結膜が下がってきてしまっているためです。
前足の感じが妙に可愛いです。

日によっては踏み台代わりの日本酒ケースの上に居ます。
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この2枚を観て判る通り、目に見えて痩せてきています。

僕が着いて直ぐ、そして昼と夕方の3回、膝の上に乗せて撫でてあげます。
大概途中で寝てしまいます笑。
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時には、
丁度一年前の10月17日に当園にやってきた日からお気に入りだった肩に
登ってきます。
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肩に乗せて園地内を見回ってる途中で樹の主枝に肩を寄せると、
自分から枝に乗り移ったりも。
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調子の良い時は、高い所まで登ります。
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10月5日。
写真からは判り難いですが、左目周りはかなり腫れて顔型が変形して見える程で、
身体もさらに痩せ細ってきています。
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ネズミを捕まえた痕跡を最後に見たのは9月5日。
その後も捕まえることがあったかもしれませんが、
ここ最近はそんな俊敏さも体力も無くなっています。

それでも本能ですね。
以前よくネズミを捕まえていた辺りで気配を伺っています(10月6日)。
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以前ご紹介したように、10月10日には、
6月に来園したルチェンテ御一行6名のうち4名が弘前ふじ収穫のため再来園。

あいにくの雨中での収穫となりましたが、
北斗は収穫中もみんなの近くで応援してくれていました。

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収穫前後は皆さんに「猫っ可愛がり」してもらって御満悦。
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ホント、人懐っこい猫です。
昨年は例年以上に来園者が多い年で、
来た人みんなが喜んで可愛がって行ってくれました。

翌11日も引き続き雨。
朝小屋に着くと、なんと北斗が小屋の前で雨に打たれて…

慌ててタオルで拭いて、
(小屋に飛び込んでタオルを捜してる間に自分で小屋に戻る力は有った)
タオルで包んでホッカイロで温めながら抱くこと数時間。

昨日収穫した弘前ふじを早く選果して発送しなければならないので、
東京出張の時などに餌の面倒を観に来てもらったことのある知人が丁度
仕事が休みだったので来て診て貰うことに。

グッタリ寝たきりの北斗を小屋に置いて帰る訳にいかず、
逆に寝たきりなら嫌いな車中も嫌がれないので、
初めて家に連れて行くことに。

毛布を敷いた段ボールの中に毛布で包んでホッカイロで温めてた北斗を入れ
枕元に置いてウトウトしていると、
午前零時頃ガタガタっと音がしたと思ったら、
北斗が段ボールから這い出したもの其処から動けなくなっていて。

もう一度段ボールに戻してあげたのですが、
午前一時に軽く痙攣した後で息をひきとりました。

10月に入ってから「(ルチェンテの皆が来る)10日まで保つかな」
と思った事もあったのに10日には元気で。
6月に会ったルチェンテの方々が来ることが判っていたので、
其処迄は頑張ってくれていて、安心して逝ったのかも。
最終日には、それまで何度も面倒をみてもらった知人にも会えたし。

こうして書いているとまた涙が出てきます。

数日雨が続いた後の晴天の日、畑に埋葬しました。
見晴らしの良い、北斗が好きだった場所で、
作業していても踏みつけることのない場所です。
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穴を掘ってる時はまだいいのだけれど、
穴に埋めて、土を掛けるとなるともう駄目です。
視界がにじみ、鼻水垂らしながら埋めました。

その後は中生品種の収穫発送、間髪入れずにふじの収穫発送と大忙しで、
悲しんでる余裕が無くて寧ろ助かりました。
また、優しい北斗のことだから、忙しくなる前に息を引き取ってくれたのでしょう。

それでも積雪で畑に行けなくなるまで、
朝畑に行っても北斗が居ないこと、
夕方になると作業している処に迎えに来て
作業を終えて小屋に戻る時には僕の少し前を時々振り返りながら先導する北斗が居ないことに
慣れることが出来ませんでした。

長くなってしまって申し訳ありません。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
やっと北斗の死を報告できました。
posted by ナッツ at 22:20| Comment(2) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子