2015年03月05日

2月下旬の畑作業

今年、畑での本格的な作業は2月18日からでした。

1月19日には畑に行き始めていましたが、
加工用りんごの搬出作業、小屋や簡易トイレそしてりんごの樹の雪下ろしといった作業
のみで剪定等の所謂「農作業」はしないまま「販促外遊」に出かけてしまい、
帰ってからも溜まった発送その他で延び延びになってました。

さて剪定、と言いたいところですが、
ネズミ対策(主に苗木)からのスタートです。

一番気になっていて真っ先に始めたのが、
苗木幹周りのネズミ食害を防ぐ為に肥料袋を巻く作業です。
(昨冬に雪の中でやった作業の様子がこちら

昨年植えた殆どの苗木は幹周りが裸のまま(肥料袋を卷いてない)。

ふじ収穫直後に苗木周りの地肌を裸にする作業はしてましたが、
12月3日一回目の降雪がそのまま「根雪」(融けないで雪が積もったままの状態)
になってしったうえに、
その後選果や発送作業をしてる間に瞬く間に積雪1m超えで、

「ネズミももう冬眠に入ってしまったから、いま雪を退けて卷くよりも、
ネズミが動き出す前、2月にやろう」
と選果発送作業を優先させてそのままだったのです。

ところがところが…
今年は積雪量は平年並に多かったものの、
2月に入ってから気温高めのためネズミたちが早めに冬眠から出て来て
活発に木の皮を食べ始めていました。
15.03.05-2.jpg










幹周りを一周やられてしまうと、特に苗木は樹皮が薄いので、
樹皮下に水分や養分が通る維管束が断たれてしまって枯れてしまいます。

昨年植えた苗木の中でも、人気があるのに今では収穫できる成木が無くなって
しまった「金星(きんせい)」の苗木から救出+袋巻き作業を開始。

根元周り半径20センチは地肌が見えるまで掘り下げます。
結局半径1m半の範囲で雪を退かすことになります。
15.03.05-4.jpg













少し下がって。
スコップの丈よりも深く掘り下げてるのが判ります?
15.03.05-5.jpg










仕上げに自家製ネズミ忌避液を塗布し周りの土にも垂らしたうえで、
肥料袋を幹に巻きます。
15.03.05-8.jpg













10本ある「金星」のうち4本をこんな感じで完璧にしたところで、
「このペースでやってたら遅くなって、その間に他の苗木がやられちゃう」
と方針変更。

ある程度掘り下げたら廻りを踏み固め、
自家製のネズミ忌避液を幹に塗りその周りの雪にも垂らす程度にして、
とりあえず一回りすることにしました。
こんな感じです。
15.03.05-6.jpg













話が逸れますが写真下に写っているのは、
ぼっこ靴という生ゴム製の特性長靴。
赤色は樹脂製カンジキです。

一回りしていると、昨年や今秋に肥料袋を卷いたのに、
その上を食害されているものも有ります。
15.03.05-8.jpg










「ちゃんとやったのに!」これはかなり悔しい、悲しい。
そして少しして
「やることやって、こうなったんだからしょうがない」
「そういうものだ、想定内想定内」
「思ったようにいかなくてあたり前、うまくいったら感謝」
と思い直します(落ちついてくるとそう思えてきます)。

農業始めてそうなってきました。
自分ではどうしようもないことが、それまでの人生よりも多いですから。

そして、これまで自分の思うようにすることで家族をはじめ身近の人に
随分と迷惑を掛けてきたなぁと自己嫌悪になったり、
今更ながら感謝したり。

「とりあえず」の作業が一回りしたら即、
根元は地肌がでるところまで掘り下げる作業に。
しかし、その間に途中迄掘り下げたところでネズミにかじられる、
中には幹周り一周かじられてダメになっちゃう、
というものも出て来ちゃいました。

これも「しょうがない」。
最初から一本一本(貴重な品種から)完璧にやっていった方が良かったのか?
何れにしろ、巻かないで助かった苗木の方が多いのですから、感謝です。

今冬のように極端に低温になる日が少ないと積もった雪が硬く絞まることがなくなり、
ネズミも雪の中を活動するようになる、
雪融けが早い、
雪間(ゆきま)ができるのが早い、
ということが言えます。

幹周りは、
積雪表面の融雪が早いのはもちろん、地温も高いようで、
いずれにしろネズミが活動しやすい環境にあるので、
食害にあい易いです。

なので、
雪を踏んで雪間に雪を崩し入れて踏み固める
という作業も有効です。
作業前
15.03.05-9.jpg










踏み固めた後
15.03.05-10.jpg









昨年3月12日にこの作業を息子にやってもらった記事がありました笑。
これを見ても、やはり今年は雪融けが早いです。

こうみると、成木でも肥料袋を卷いてあると安心ですね。
雪間を崩して歩かなくてすみますし、
肥料袋の上部を食害されても、太い幹「一周全部」ということはまずありませんから。
15.03.05-11.jpg










こうした食害部分には、患部の乾燥を防ぐ為に自家製薬を塗布しときます。
試行錯誤中ですがそれなりに効果があるようです。
雪融けが進んで地面が出て来たら、泥をつくって塗ると快復が早いです。

このように、苗木を中心に
ネズミ食害予防および被害部分の手当て
が作業の中心ですが、
剪定作業も進めています。
15.03.05-12.jpg










午前10時前迄や、午後4時以降は雪の表面が締まって歩き易いので、
剪定作業に向いています。

日中の気温が高くなる時間帯は雪が柔らかくなるので、
雪を掘ったり、雪間を崩して踏み固める作業に向いています。

急ぎの作業を優先させるなかで、
その日の天候気温に合せて作業するようにしています。

苗木保護は、完全にダメなものもそれなりに有ってショックですが、
一通り根元まで掘って肥料袋で巻くところ迄終えて上京できました。

今後は、「雪間崩し」をしながら剪定のピッチを上げていきます。
雪融けが早いということは、芽出し、開花等、樹の生育も早いので、
作業をこれまで以上に前倒しで終わるようにしていかないとです。

昨年樹に負担を掛けた分早く摘花摘果作業を進めなければならない
今年は特に。

長くなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
posted by ナッツ at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業
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