2015年05月19日

「小さき声のカノン」

17日、先日ご紹介した「小さき声のカノン」を予定通り観てきました。

福島県二本松市と
チェルノブイリ原発事故の影響が残るベラルーシでの取材を軸に、
子どもを被曝や被曝による健康被害から守ろうとするお母さんたちの姿、
それをサポートする人たちが描かれています。

憤りと感動であっという間の119分でした。

憤り…
もちろん、この国の政府、文科省(学校)、御用学者へのそれ。

ベラルーシという前例があり、
福島でも小児甲状腺癌の子どもが117人(2015年2月12日公表)もいる
 〜因に2008年には0人〜
というのに、福島県や福島県立医科大では原発事故との因果関係を全面否定。

事故後、校庭の線量が高いにもかかわらず、
4月から通常通り新学期開始を通達する福島県。

ベラルーシで事故後からずっと子ども達を支援してきた女医の、
政府は何もしてくれない、
民間の人間や団体のネットワークが重要
との言葉が印象的です。

「NPO法人チェルノブイリへのかけはし」という団体のことを初めて知りました。
チェルノブイリ原発事故被災児童を日本で「保養」させる為に設立されたそうで、
代表の野呂美加さんのお話、表情がすてきでした。
福島原発事故後は福島県はもちろん関東からの児童を受け入れています。

子どもは特に、この「保養」「転地療養」の効果が高いそうで、
体内の放射性物質が半減するとのこと。

そう言えば、漫画「美味しんぼ」で話題になった
「鼻血」

安倍晋三をはじめとした政治家からはもちろん、
医師や放射線専門家たちからも「医学的に(科学的に)あり得ない」
と猛烈なバッシングがありましたが、

現実問題として、事故を境に
何もしてないのに鼻血が出る
ということは多くの人にあるのに。

「現実にある事実」の原因や理屈を究明するのが「科学」でしょ、
と思うのですが…
先駆的な研究ではなく後追いして「お勉強」してるだけの
「専門家」「御用学者」には、
自分の理解を超えることは「科学的じゃない」ということなのでしょう。

映画の中で、子どもに現れる自覚症状の例として
何人かのお母さんや子どものコメントがありました。

実は、私の知人の子供もそうです。
大抵、喉が痛い、ダルいがセットだそうです。

それにしても、原発、放射能被害については、
実に様々な意見がありますね。

この映画で「チェルノブイリへのかけはし」のことを初めて知り、
ネットで検索してみると、
この団体及び野呂氏への誹謗中傷が多いことに驚きました。
内容はともかく表現や言葉が汚いものが多いです…

いろんなことを考えさせられる映画でした。
でも考えるだけじゃなく行動しないと。
今年収穫したりんごを、
映画で出てきた「母レンジャー市場」に送ることにします。
posted by ナッツ at 04:02| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感
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