収穫直前の「ひろさきふじ」から収穫まで一ヶ月もある「ふじ」まで、
お構い無しに。
どうせなら箱に入れてってくれたら良かったのに!
自宅から車で約25分の畑までは、その半分以上は、
山(峠)を切り開いて通したバイパスをひた走ります。
当然、風が強い日は横風が凄くて危険。
余りの風の強さに、この日は昼近くなってから畑に向かいました。
畑に着いたものの、どうなってるか怖くて…
車止め近くは、そんなに酷くない。
でも、やっぱり…



写真で観ても結構落果しています。
実際に見ると…これ以上です。
でも、これくらいは想定内です。
これまでの経験上、毎年とは言わないまでも、
2年に1度は台風並の強風がありますから。
今年は強風対策として、
摘果を緩くして多めに残してみました。
果実は、直接風で落ちるというよりも、
枝の揺れが激しいと落ち易くなります。
それなら、強風でもりんごの重みで枝の揺れがゆっくりになれば、
落果割合は減るだろうと思って。
結果、どうだったのでしょう、効果はあったのか?
ちょっと解りかねます笑。
場所(畑の端だと風当たりも強くなる)や、
収穫期が近いもの程落果しやすい等々色々条件が違いますから。
当園は岩木山に面した斜面で(ということは西向き斜面)、
斜面てっぺんに位置しているので、
周辺の園地に比べて風が強いです。
そう思って近隣園地と比べると、
お隣園地

当園に向かう途中、直ぐ近くの園地(ほぼ平地)

ちょっと見での落果数では即断できなさそうです。
当園内でも場所や樹によって違いますから。
ただ、摘果を緩くして多めに残してありましたから、
残った実(収穫出来る実)は極端に減ることは無さそうです、ホッ。
どんなに人気があっても(笑)、収穫できた分しか売ることできませんから。
ここが一般の商品(売れれば増産)と違うところですね。
さて、
園地を見回っていると、一番恐れていたものが!

角度を変えて

主枝の付け根から割れ落ちちゃってます。
この主枝が割れるのは想定外でした。

幸い、1/4〜1/3ほど樹皮が繋がってるので、
栄養分水分はちゃんと実に行き渡るでしょう。
がっくりしてる自分を癒すかのように、落果の上にこの子が。

今日、親戚の人に来てもらって少し起しましたが、
完全復旧は「枝+収穫3週間を切ってタワワに実ったジョナゴールド」
の重みでは到底無理で、少し起した処で諦めました。
下手に上げると、主枝の付け根がメリメリっと完全に裂けてしまいそうで。
収穫まではこのままで行くこととしました。
今回は、就農から6年間で風の強さも、強い時間の長さも、
一番だったように思います。
そんな10月2日でしたが、前日は嘘のように穏やかでした。
10月1日の様子を何枚かご紹介します。
昼前

紅葉が始まってるような…
アップで観ると

気のせいか、てっぺん辺りが…
さらに午後2時近く、
岩木山と雲の様子が気に入った写真を2枚。


それにしても、
爆弾低気圧とはよく言ったものだ、と感心していたら、
これはれっきとした気象用語なんですね(コトバンク)。
→訂正
俗語でした。気象庁では「急速に発達する低気圧」と表現しています。
早とちりして申し訳ありませんでした。
最後になりましたが、
沢山のお客さまから、ご心配と激励のメールをいただきました。
ありがとうございます。
当園としては、多少強がりも有りますが、想定内で済みました。
強がってないとやってられないし。
と同時に、今年だけみても沢山の自然災害があり、
家屋崩壊や農作物全滅というニュースも沢山あった中で、
これくらいで済んで、ありがたいと思っています。
因に当園では、落果はジュース加工にも使いません。
加熱殺菌はしているものの、
100℃でも死滅しない土壌菌が居るので保存状態によっては
数ヶ月後に瓶内でカビることもあり得るからです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
久々の投稿で、力が入って長くなってしまいました。