昨春に食害にあって手当してあった肥料袋の下から
今春また別の箇所を被害にあった樹もあります。

アップで見ると

2年続けの被害で幹周りをほぼ一周やられてしまいました。
樹齢的に元気で沢山実を成らせてくれる樹なので、
かなりのショックです。
今年は摘花・摘果を徹底して極力実を成らせずに養分を
樹の快復に回すことにしないと。
昨年同じ様な事例で一本樹を駄目にしちゃった苦い経験があります。
手当として、
畑の土で泥をつくり、今年はそれに木炭の粉も混ぜて幹周りに塗り、
乾き難いようにサランラップで巻いた上で肥料袋を巻きました。

一生懸命作業していて、
泥塗りとサランラップ巻きの撮影を忘れてしまったので、
他の樹で。
泥巻き

サランラップ巻き

通気性を良くする為の木炭と、
乾燥を防ぐためのサランラップは今年からの工夫です。
最後に、昨年ようやく数個の実を収穫できた若木です。

一昨年秋に保護の為に巻いた肥料袋を横着して昨秋もそのままにしてたら、
袋の劣化した処から被害に遭ってしまいました。

角度を変えて

若木だけにまだ太くない幹の1/4〜1/5が辛うじて残っています。
根も少しやられているのか、少しぐらついてもいます。
祈る気持で手当しました。

毎年雪融け後のこの時期は、
ネズミ食害や雪害(雪の重さによる枝折れ)で
とっても落ち込みます。
下草も樹の葉も無い殺風景な景色も影響しているかもしれません。
花が咲き、結実して、さらに黒星病の被害が其れ程酷くないことが
判る6月上旬までは、不安を抱えながら仕事をする毎日です。
秋の台風の季節よりも、私はこの時期の方がストレスを感じます。