りんご栽培を始めた最初の年は記録的な大雪で、
その翌年もそれに近いくらいの大雪でしたが、
その後年々少なくなってきて7回目の今冬は記録的な少雪。
そのおかげで、途中だった幹周りをネズミ食害から保護する作業も、
比較的楽に行なうことができました。
例年やり残した分を年越し後に雪を掻き分けて
(1メートル近く掘り下げて)やるのですが、
数センチ〜十数センチの雪を退けるだけでできちゃいます。
こんな感じです。

主枝の元にジョナが座ってます笑。
2016年1月の写真から。

幹周りを一周かじられてしまうと、
維管束を断たれて水分養分が上がらなくなるので枯れてしまいます。
幹周りが少ない苗木若木はこの作業が必須です。
2015年秋の写真です。

こんな感じで昨冬は成木もほぼ全部貰ってきた肥料袋で幹を保護しました。
(春にはこれを外す作業が待ってます笑)
今冬も、苗木若木成木、全部合せると180本、ほぼ全部やりました。
今冬は根元の下草を根ごと剥がす作業も全部やりましたから、
自分でも「あっぱれ!」なネズミ対策です笑。
ちょっと脱線して、
その下草を根ごと剥がすには、これが大活躍でした。

通常の鍬(くわ)と違って先が尖っている分、
根を切り易いですし、側面で土を寄せることもできます。
さて、この作業中にも、相棒2匹は周りをウロウロしています。
樹の上で鬼ごっこしたり、戯れ合ったり。

タンクに立てかけた支柱から、じ〜っと下を観ている北斗。

この先に土が出ている処があって、其処にネズミが現れるのを待っているようでした。
受粉時に大活躍してくれるマメコバチの巣。
それを覆う小屋?の中で暖をとるジョナ。
ちょっと前まで北斗もいたのですがカメラを取り出してる間に出て行ちゃいました。

肥料袋やそれを幹に結わえる紐はソリで運びます。
ジョナはソリで私の作業を見守ってることが多く、
北斗はウロウロ出歩きながら時々こうして戻ってきます。

ソリを動かすと、北斗は降りちゃいますが、
ジョナは「こりゃ、楽ちん」とばかりに、
居心地良さそうに座り込んだままです。
年が明けて、雪が少ないからと剪定作業をしている人もいる時期に、
こんな作業をしているのは私だけで一寸寂しく情けなくもあるのですが、
この2匹が居ると楽しくできちゃいます。
予報では、今日から一週間雪マークのみで大雪、
気温も明日明後日は最高気温がマイナス3〜5℃の超真冬日。
間に合って良かった!