先ずは、岩木山

すてきな眺めでしょう!
写真だと、ちょっと岩木山が薄いですね。
こんなすてきな景色を眺めながら楽しく作業できたら幸せですが、
実際には、悲惨な気持ちで重労働の日々です。
「悲惨な気持ち」の原因はコレ、
「雪による幹割れ」です。
これでもかというくらい、写真をお見せしちゃいます。
その1(ジョナゴールド)

その2(ふじ)

これをアップで

その3(ふじ)

これもアップで

枝なら諦めもつく、主枝でもなんとか我慢する、でも幹だけは…。
必至の思いで、その先の雪に埋まっている枝全てを、
枝の周りの雪を掻きだすことで雪中から救出。
1本に約1時間かかります。
こうして主枝にかかる負担を出来る限り減らしておいて、
雪融けを待とうと思います。
途中、主枝自体の重さで幹が更に裂けてしますようなら、
主枝を切り落とさざるをえません。
運良く幹の裂け目が進行しなかれば、
主枝に支柱をあてがって補強すると共に、
主枝を極力持ち上げて幹の裂け目を寄せた状態で幹を藁紐で縛って、
幹の裂け目が広がらないようにします。
そこまでいければ、樹には切り口や割れ目に「カルス」という新しい樹皮を
形成して樹自身を守る力がありますから、何とかなるかもしれません。
その時はまたブログでご紹介しますね。
ただ、その作業は一人では無理。
友人かだれか、文字通り力強い(力持ちの)助っ人をお願いしないと。
剪定をしようと畑に入りだして約2週間。
次第に作業の中心は、剪定から雪掻きにシフトされてきていて、
今は90%が「雪掻き」。
スコップで枝周りの雪をどかします。
写真では分かりにくいですが、50センチ以上掘ってます。
腰が辛くなったら、気分転換にちょっとだけ剪定、って感じです。
剪定は後でもできるけど、
樹を助けるのは今しかできませんから。
今はこういうグッズを従えて園地を廻ってます

スコップと、
ソリの中にあるのは、
チェーンソーと、手袋(モンベル製、今年購入)、そして墨汁です。
以前書いたように、農耕地用融雪剤を撒く方もいらっしゃいますが、
当農園は無農薬を指向していますから無理。
そこで、墨汁を撒いてみました。
うっかり写真を撮るのを忘れたので、
木炭主成分の融雪剤を撒いてある近所の園地の様子をご紹介します。

なんか、幻想的ですね。
夕方、薄暗くなってから撮ったせいもありますが、きれいです。
明日から2日間、東京へ速読の仕事で出稼ぎです。
土曜始発で出かけ、日曜最終で戻ります(新幹線)。
木炭クズ(炭を焼いた後にでるカス、破片)を買える木炭屋さん
を見つけたので、
月曜はそこに寄ってから畑に行き、木炭を撒いてみます。