薬剤散布のタイミングは、バッチリのはず。
少雨で乾燥しているものの、雪融けが遅かった(雪=湿気)、
黒星病の病原菌(胞子)が活発に活動する25度以下の日が殆ど、
ということが影響しているのかもしれません。
薬剤の濃度を更に下げて薄くしたのが影響しているのかもしれません。
散布タイミングもバッチリだったからこそ、コレくらいですんでいる、
とも言えます。
黒星病が着いた葉はこんなです


黒星病の罹患が、葉だけですんで、果実に及ばないことを願うばかりです。
悪い発見だけではありません、嬉しい発見も。
リンゴの樹が自ら黒星病に罹った部分を落とした葉も発見

葉の真ん中辺りに穴が空いてるのがわかりますね。
此処に黒星病の胞子が根付いたのですが、
葉が、その部位だけに留めたことで、其処だけが欠け落ちた跡です。
虫が食べた跡でしょ?
と思うかもしれませんが、虫は葉の端からしか食べませんし、
虫が食べた跡はギザギザしています。

違いますよね。
調子にのって、黒星病の跡をもう一枚

葉に力があるからこそ、黒星病(胞子)の浸食を葉自身が防ぐことができたわけです。
もちろん胞子が根付くこと自体を防ぐことが一番ですが、
葉の生命力が上がっていることを現す現象が見られたことは、
とっても嬉しいことです。
人間も、野口整体によると、風邪をひくことは悪いことではないそうです。
その快復の仕方が大切とのこと。
共通するものを感じます。