2013年10月04日

海と放射性物質、必見番組

今晩10月4日深夜24時45分(正確に言えば5日0時45分)
NHK教育テレビ ETV特集
『海の放射能に立ち向かった日本人〜ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)〜』
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/0928.html

は必見です。
普段テレビを観ない私ですが、偶々予告編を目にしていたこともあり、
28日の放送を途中からでしたが観ることができました。
今晩の再放送は全部観るつもりです。

1954年3月のアメリカによるビキニ環礁水爆実験。
日本の第五福竜丸が被爆、無線長久保山氏は半年後に死亡(被爆死)しました。
日本各地の港では放射能に汚染されたマグロが相次いで水揚げされるが、
アメリカは、
「放射性物質は海水で薄まるため直ぐに無害になる」と説明します。

  《この説明、最近この国でも耳にした記憶のある言葉です!》

直後、日本独自に海の放射能汚染の実態を解明しようとするプロジェクトが始動し、
水産庁の呼びかけで、海洋、大気、放射能の各分野専門家が集結(『顧問団』)。
水爆実験から2ヶ月後、顧問団が選んだ若き科学者22人を乗せた調査船・俊鶻丸
が2ヶ月に渡って調査。
調査に携わった科学者の証言や調査を記録した映像です。

俊鶻丸の調査と、その後の海洋調査等によって世界で初めて次の重大な事実が
明らかになりました。

第一に、放射性物質の海洋汚染そのものは、海水により撹拌、希薄化するが、
海洋生物に対する放射能汚染は、食物連鎖という全く異なる経路をたどる。

すなわち、
プランクトンが吸収→イワシ等小魚やイカなどが吸収・蓄積
→マグロ等大型魚が高濃度に濃縮された放射性物質を蓄積
と放射能汚染を拡げていく。
当然これらの海産物を人間が摂取すれば内部被曝が発生します。

第二に、海洋に流出した放射性物質は、海流の循環により、特定の海域、潮流内で、
循環する。

広い海洋にまんべんなく撹拌するのではなく、高濃度の汚染水が特定の海域の
特定の潮流循環のなかに、長期間残留することが確認されました。
しかもその分布は、海洋の表面域だけではなく、深度がある海域にも残留します。


そして今。
この海域の水産物を最も口にするのは日本国民。
自国民の健康のために、
食物連鎖による濃縮を通じた水産物の放射能汚染についての調査は、
汚染水流出を食い止めることと共に
最優先ですべき問題でした。

安倍首相のウソを繰り返し、
十分な調査態勢も敷かずに、海洋(海水)の放射性物質濃度だけを調べて
安全宣言をしてるなんてトンデモナイ。

事故を起した上に、その後の処理もできない国に、
韓国による関東東北8県の水産資源禁輸措置を批判する資格は無い
と思うのは行き過ぎでしょうか?
私は、日本がそういう恥知らずな国であって欲しくないと願います。

わざわざオリンピック招致決定日前日に禁輸措置を発表する意図はさておき、
韓国政府が、国民世論を受けて国民の健康のためにこのような措置をとるのは当然と言えます。
「国民の健康を守る」ことは国家として当然の役目ですから。

少し脱線しますが、
メディアは韓国の禁輸措置を批判する一方で、実はアメリカも輸入規制していたことは
一切報道しません。

アメリカは、放射性物質に係る輸入規制の対象県を、今年9月9日時点で、
岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、千葉、神奈川 の8県から、
青森、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、新潟、山梨、
長野、静岡 の14県
に変更しています(農水省ウェブサイト)。

アメリカが既にやっていることを、何故批判しないのか?
大手マスコミが対米従属と言われる所以でしょう。
対米従属の政府に都合の悪いことは報道しないということでしょう。

アメリカも韓国も、
自国民の健康を守る、国益を守る、
という意味では当然のことをしていると言えます。

やっぱり一番酷いのは
自国民の健康を蔑ろにして、臭いもの都合の悪いことを隠す、日本という国(政府)、
本来の機能をはたしていない国会(国会議員)。
ここに行き着いてしまします。
posted by ナッツ at 05:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 原子力
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