青森は雪と低温(「低温注意報」発令)が続いています。
連日最高気温が氷点下の「真冬日」。
今日も気象台発表で最高気温がマイナス4.7℃。
周知の通り、この気象台発表は、
直射日光が当らない、風通しが良い、といった恵まれた?条件の場所での数値で、
実際には、夏はもっと暑く、冬はもっと寒い。
19時過ぎに帰宅途中の国道沿いの電光温度表示は既にマイナス6〜7℃。
日中12時過ぎに資材屋に段ボールを買いに行く途中もマイナス5〜6℃。
一日ほぼ同じくらいの低温が続いてます!
そんななか、りんごは大丈夫なのか?
凍らないのか?
借りている倉庫は、冷蔵設備はありませんが、
夏涼しくて冬冷え込まないようにつくられています。
とはいえ、
昨年は一週間以上真冬日が続き、
りんご自体が凍らなくても、表面に付着した水滴が凍るなどして、
思うように荷造りできなくて困った時期がありました。
なので、今年は11月下旬から、
選果したものを冷蔵庫業者にいくらか預けてます。
そう、りんごが「凍らないために冷蔵庫に預けてる」のです。
今期は売れ行きが早く、倉庫のりんごが完売で、
年末と年明け早々に2回冷蔵庫から出庫しましたが、
低温で凍るのが怖くて小出しに出庫しています。
出庫してきたものは、傷みなどを再チェックしてから保管します。
その際、底と上部に敷く(被せる)新聞紙を多くしました。
ビニールの中の温度変化を小さくするためです。

また、冷蔵庫に保管するものや、
選果作業後半に選果して保管するものは、木箱のみを使うようにしています。
樹脂製のコンテナよりも木箱の方が温度変化が小さいからです。
(木が呼吸してくれてるから!)、
おいしさを長持ちさせる為に、
保管にも気を遣っています。
収穫効率は悪いのですが、樹にとっては、陽当たりが良い、風通しが良い、そして何より、目には見えないけれど、土中での根の張りも良いはず。だからうちの林檎は美味しいのだと。
じっと動かずにいて自分の身体に積もった雪で雪を避ける。生き残る為の本能・智慧(知恵ではなく)ですね。雪の中って、温度が一定なんですよ。風に晒されている方が熱を奪われる。
野生動物は理にかなったことをしてるんですね。
うん、すごい。