2014年01月01日

平成26年元旦

明けましておめでとうございます。

このブログを書き出して、3度目の元旦です。

りんご農家になって4度目の収穫を無事に終えることができ、
りんご、りんご果汁、干し林檎の3商品の売れ行きも順調です。

あたり前のことですが、
生産・収穫と販売、両方ができて初めて生活が成り立ちます。

この4年間、
お客様方はもちろんのこと、様々な人達に助けられ、支えられてきた、
文字通り「有り難い」(なかなかあり得ない)ことだなぁ、
ということをしみじみ感じている元旦です。

年末ギリギリまで畑作業、発送、その他の作業を頑張って、
その反動で今はボ〜っとしています。
今日はこれくらいで終わりにします。

平成26年が皆様にとって佳い年となりますように、お祈りします。
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2013年11月20日

お気遣いありがとうございます

11~13日の大雪の後、
沢山のお客様から、励ましのご連絡をいただきました。

何か手伝えることは?行きますよ!
発送はいつでも良いよ。
落ちるなど雪害にあったりんごも買いますよ。
落ちたりんごを率先して買おうと友人に声を掛けたら結構集まりました。
等々。

どうもありがとうございます。
ホント、ありがたいです。

当園の被害は、
果実に関しては、
落果したものは多くはありませんでした。

枝折れも、
主枝が折れたのが写真でご紹介した数カ所のみで済みました。

枝が折れることで雪に埋もれて(接して)しまった果実もありますが、
それは早期に(雪が融けきって土に触れる前に)収穫しました。

慌てて穫ると傷む原因になるので、
気温が緩んできた金曜に全部収穫。

この時点で雪が融けて地面に触れてしまったものは、
別に保管しました。

土に長時間触れてしまうと、
土壌菌が付着してジュース加工にすら出来なくなります。
土壌菌(土壌中に居る菌)の中には、100℃でも死なない菌もいて、
これが加工後に瓶内でカビるなどの原因となるからです。

雪に埋もれただけのものは、ジュース加工や自家消費、
土に触れてしまったものは、自家消費、
としました。

自家消費とは、私や親戚の消費と、お手伝い戴いた方々への御礼です。

古い樹が少なくないのに被害が小さかったのは、
成らせている果実数が普通よりも少ない
ということがあると思います。

沢山成らせていると、
果実による重みが半端じゃないのに加え、
果実があればある程、そこに雪が積もり易いからです。

完全無施肥の当園は、
肥料で頑張らせていない分、
慣行栽培園に比べて成らせている実の数は半分近くと思います。

今後、台風直撃など、何があるか判りません。
その時は、遠慮なくご協力いただくかもしれません。
今回のご厚意は、そのとき迄とって置くことにします笑。

ありがとうございました。
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2013年09月30日

明日から10月

明日から10月。
そう言えば、明日1日は、国家粉飾決算とも言えるカラクリの末、
消費税増税および大企業優遇の為の法人税減税が発表される日です。

NHKも、(テレビを観ない私は)ラジオニュースでしか知りませんが、
9月8日頃から突然
「法律で予定されている消費税増税」
という表現を使いだして洗脳・摺り込みを開始しました。
御用放送局の面目躍如です。

最近、娘に感化されてハマってしまったバンドSEKAINO OWARI 。
その中でも好きな曲、Never Ending Worldの中の一節

「人の為と書いて偽りと言う」
が思い浮かびます。

そもそも消費税増税の目的は、
少子高齢化に伴って予算額が膨張し続ける年金や医療・介護などの社会保障制度を
維持・安定させる為(国民=人の為)と言っていたはず。

それがいつの間にか、
増税による景気腰折れを防ぐために、増収分から5兆円規模の経済対策を行なうと言う。
しかもその中身は、従来の公共事業中心。

すなはち、低所得者からも一律に広く課税して集めた金を、
財務省はじめ各省庁の裁量が働く(つまりは利権の温床となる)使い途で
一部の特定業者に還元することになる。

これが偽りで無くてなんでしょう。

財務省にとって最優先すべきは、自分たちの権限の維持強化です。
事実、財政規律の名の下に、
法律で決まった額が直接国民に給付される(つまり自分達の裁量の余地が無い)
年金はじめ社会保障費は削る一方で、
自分達の裁量が働く分野の予算は増やして、自分達の権限を高めています。

内閣も先ず増税ありきで、
そのために3月にバラマキ補正予算を組み、
「景気上向き」の判断時期を(法律に何ら規定が無いのを良い事に)
バラマキ効果が一番現れる9月期GDPとする。

これが偽り(粉飾決算)でなくて何なのか。

思えば、安倍晋三という人は偽り、ウソが好きでね。
例えば、

1、国会で所信表明演説した直後に政権を投げ出す。
2、TPPは断固反対と掲げて昨年12月の衆院選を戦ったのに、
  3月には早々と参加表明し、
  今では国益そっちのけでアメリカの言いなりで
  年内妥結に向けて努力すると表明する始末。
3、つい最近では、IOC総会での汚染水「under control」発言。

ああ、もう国政選挙はあと3年無い。
この間に日本はどうなってしまうのか。
消費税増税、
原発問題、
日米軍事同盟と普天間問題(限らずオスプレイ問題)、憲法改正、集団的自衛権、
領土問題(尖閣諸島、竹島、北方領土)、
TPP 等々


このブログがそういう場ではないことを承知で、脱線してしまいました。
失礼しました。

最後に一言。
上に挙げた諸問題、全てアメリカが絡んでる、糸を引いてる問題ですね。
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2013年07月21日

TPPの核心

それは、
ISD条項(Invesutor State Dispute Settlement 投資家対国家の紛争を解決する取り決め)です。

これは、例えば日本企業が協定締結国に投資した際に、
相手国の法律によって予定された利益が阻害されたときは訴えることが出来る、
というものです。

一私企業が、投資国政府を相手取って訴訟を起こすことができ、
勝訴したら賠償金はもちろん、相手国の法律や制度を変えさせることができちゃう
ことになります。

アメリカはこの条項をTPPにも盛むつもりでいます(ニュージーランドは反対)。

簡単に言うと投資家の泣き寝入りを防ぐための規定ですから、
日本も経済連携協定(EPA)や投資協定を結んだ24カ国との間にもISD条項はあります。

そこでTPP推進派の伊藤元重東京大学教授は、
日本だって協定締結ではISDを入れている、
なのにTPPの時だけこれを理由に反対するのはおかしい、

といったことを述べています。
安倍政権の経済財政諮問会議議員を勤める東大教授が言うことですから、
世間はそうかと思ってしまいます。

しかし、ISDの問題点は、その先(奥)にあるのです。

この紛争の仲裁はどこがおこなうのか?
投資紛争国際解決センターという、世界銀行の傘下にある機関がおこないます。

実はこの世界銀行、アメリカが総裁指名権を維持してきている、
つまりはアメリカに牛耳られている機関です。

事実、アメリカと北米自由貿易協定(NAFTA)を結ぶカナダ、メキシコでは、
これまでにISDを使っての提訴が46件。

そのうち30件がアメリカ企業が原告で全勝!
アメリカ政府が被告となった16件では、アメリカ政府無敗!

つまり、ISDではアメリカ圧倒的優位なのです。
端的に言えば、ISDが問題と言うよりも、アメリカが絡んだISDが問題なのです。

審議過程は不透明、
一審制で結論は覆らない、
と司法制度としても欠陥だらけです。

伊藤教授、これを知らないとしたら、学者失格ですね。
知らない筈が無い。
知ってて書かないのは…。
御用学者と揶揄されるわけです。

ISD条項による提訴が予想され、問題の大きい具体例を2つ。

(1)遺伝子組み換え表示義務撤廃

遺伝子組み換え種子世界シェア90%のモンサント社。

日本の遺伝子組み換え作物表示義務は不当で、それにより不利益を被った
と日本政府を提訴することができます。

表示義務が不当、というのは同社が主張する「遺伝子組み換え作物は無害」が
前提となっていますが、
映画「モンサントの不自然な食べ物」であるように、
あの手この手で良心的な学者の研究発表を妨害したり、
政治的工作をしたりで、自社主張を正当化しようとしています。

人間よりも寿命の短いラット等でも発がん性が認められているのに!
食べ物の影響はゆっくり長時間かけて出てきます。
ラットですら認められている害が、人間に及ぼさないわけがありません。

そんななか、この春画期的なことが!
モンサント社は、EUでの遺伝子組み換え作物認可へのロビー活動を断念!

農家の遺伝子組み換え作物への需要が無い
EU市民の大多数が遺伝子組み換え技術を受け入れない
という状況で認可への働きかけは無意味、
とモンサント社が判断したためだそうです。

やれば出来る!決め手は市民国民の声、行動です。

(2)国民健康保険の崩壊

日本の医療は低額医療で国民健康保険の対象になっていますが、
アメリカの企業は高額医療なので国保の対象になりません。

この不公平な制度のせいで不利益を被っている、
と提訴してアメリカ企業が勝ったら、
国保の対象を高額医療にまで拡げることになる。

すると、財政不足から国保がカバーする範囲が狭く制限されるなど、
実体的に崩壊していくことになります。

例えばテレビCMで良く見るアフラック。
同社保険加入の約7割が日本市場です。
これだけ日本市場に特化した会社が、何もしない訳がありません。

ちなみに、TPP交渉参加を前にした日米事前協議で両政府が合意した
3項目がありましたね。
言ってみれば、交渉参加の為のアメリカの紹介状をもらう為にアメリカに
支払った紹介料、貢ぎ物のようなものです。

その一つが、
日本郵政のかんぽ保険ががん保険などの新規商品を提供することを凍結する、
というものでした。

がん保険は、アフラック(77.2%)、アリコジャパン(4.3%)〈2008年〉
とアメリカ系保険会社が約8割を占めています。その圧力ですね。
TPP参加前に既にアメリカの攻勢は始まっているのです。

他の2項目もついでに。
早々とアメリカ産牛肉の輸入規制はあっさり緩和されちゃいました。

自動車は、米韓FTAよりもアメリカ自動車業界に有利なものにすることで合意
しちゃいました。詰めは8月だそうです。
韓国に遅れてはならない、とTPPに賛成していた自動車業界は困惑してました。

遺伝子組み換え、保険について触れましたが、
どちらも関わっているのが、
経団連会長・米倉氏およびその出身会社住友化学です。

住友化学は、モンサント社と長期協力関係を結んでいます。
(米倉氏が社長を退き代表取締役会長になった直後の2010年10月)。
これはTPP参加が急遽話題になった頃です。

また、日米財界人会議っていう、下々の人間には良く判らないものがあって、
その日本側会長が米倉氏、
アメリカ側代表がアフラック日本代表です。

米倉氏が、バリバリのTPP推進派なのも納得です。



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TPPと農産物関税

いよいよ明日が参院選投票日。
争点の一つ(だった?)TPPには大きく関心を持ちながらも、
それについてコメントする場ではないと自粛してきましたが、

TPP=聖域なき関税撤廃、
日本の農業は国際競争力が無く高関税で農産物を保護している、
農産物がネックとなって関税撤廃に踏み切れない、

との議論が未だに主になっている(マスコミのミスリード)を感じるので、
駆け出し農家として、日本の農産物について、私の知ることを書くことにしました。


一、 日本の農産物市場は既に相当解放されている

2010年WTO(世界貿易機構)作成データをご紹介します。

日本の農産品平均関税率は21%で、
(世界GDPの90%を占めると言われる)G20参加国の中で第5位と「やや高め」。
(因に1位韓国48.6%、2位トルコ42.9%、3位インド31.8%、4位メキシコ22.1%、
6位中国15.6%、アメリカは15位4.7%〜但カラクリ有り、四(3)参照〜)

だが、その内容を見ると、
非関税品目が35.1%もあり(G20中4番目に多い)、0~50%の品目も58.4%もある。
対して50%以上品目は5%に過ぎない。

なのに、「平均」で見ると「高め」になってしまうのは、
一部の高関税品目(最大641%=米)があるから。

ただ、この最高641という数値も世界的に観て法外かと言うとそうではなく、
韓国(887%)はもちろん農業国カナダ(539%)、アメリカ(350%)も一部には
高関税で一部産品を強く保護しています。

つまり日本の特徴は、
一部農産物に高関税が設定されているものの、既に相当に開かれている。

具体的に挙げると、
・農業生産額の3割を占める野菜の関税は、ほとんどの品目で0~3%(因に国産比率は80%)
・果物の関税率は5〜15%。リンゴでは輸入品の比率は0.01%でむしろ輸出が増えている
・トウモロコシや大豆は無税!そのおかげで飼料や原料の価格が抑えられている
・比較的高い牛肉でも38,5%
・小麦は、関税は252%だが、大部分は無税の国家貿易で輸入されている。しかも91%がすでに外国産。
・大麦の関税は256%だが、飼料が大部分なので、むしろ無税になると畜産業界のコストが下がって好都合
・比較的高い牛肉でも38,5%

僅かに残された高関税品目は、
米641%、バター360%、砂糖328%等のみなのです。


二、 「米」をこれだけ保護して良いのか?

これは、どういう考え方を摂るかで結論が違ってきますね。
私は、(「良い」というよりも)「当然」と思います。

何故なら、
(1)「お米」は日本人の主食である。
(2)国民の食料を確保するのは国の最低限の責務である
からです。

(1)について説明する前置きとして、
人間は「穀物食」です。
これは私の「考え」ではなく、歯の構成を観ると「そうなっている」。

歯には
1 門歯 〜 薄くて四角い歯で植物(果物や果実)をかみ切るのに適している。
2 臼歯 〜 かみきった植物や穀物をすりつぶすのに適している。読んで字のごとく臼の様な歯である。
3 犬歯 〜 先のとがった三角形の歯で肉をかみちぎるのに適している。
       この犬歯が動物性食物を食べる為の歯と理解すると良い。
の3種類があります。

歯の構成はその動物の食性を規定しています。
例えば牛は全て臼歯なので穀物しか食べない。
ライオンは全て犬歯なので肉しか食べない。

そして人間の歯(上下合計32本)の構成は、
- 門歯が8本
- 臼歯が20本
- 犬歯が4本
しかも犬歯は尖ってはいても他の歯と高さが同じに退化している。

臼歯が7割を占める人間は、「穀物食」なのです。

そして、世界中の穀物生産を見てみると、
お米をつくれる土地気候の地域ではお米がつくられ、
それが難しい地域で小麦やトウモロコシがつくられています。

日本はモンスーン気候にある米作地域です。
(香川県は水不足のために小麦がつくられ「うどん文化」が生まれました)
弥生時代以来の米食文化であり、身体もそうなっています(腸が長い等)。

長い年月をかけて、その気候風土に合った(気候変動に耐えながら)、
身体的特徴や食文化が形成されて来ているのです。

農産物=食べ物=健康・生命を維持するものです。
その中心となる「主食」である「お米」を守ることは、
国家の責務として「当然」だと言えませんか?

三、 「食料安全保障」

食料確保が国家安全保障につながるという考え方です。
異論がありますが、私は肯定します。
歴史的に食料が国家安全保障政策となる事実が沢山あるからです。

例えば欧州各国は、
1973年のアメリカの大豆輸出規制(たった2ヶ月、自国消費を保護するため)を
きっかけとした穀物市場高騰(4〜5倍)で、食料が現実に輸入出来なくなった、
という教訓から農地農家の保護育成に力を入れました。
結果2,000年には、
イギリス(50%未満→74%)、ドイツ(65→96%)フランス(100→132)
まで上げました。
今でも、EUは域内統を高めながらも各国での一定の自給率維持を重要視しています。

安全保障と言うかどうかはともかくとして、
どの国も、農業・農地・農民を厚く保護しています。
ただその目的や手段が違うだけです。
その詳細を見てみましょう。

四、 農業保護の目的と手段
(1)自衛のための保護主義
国土保全や食料安全保障を目的とした保護主義です。
前述の欧州各国の取り組みもこれにあたります。

農地は、農作物産出のみならず、
保水や治水その他自然環境を整える働き(国土保全)があります。
スイスは山岳部の農地を全額政府が支出して守っています。
国民的合意の下に。

中山間地の棚田など滅びても良い、非効率的だ、という意見が
為政者からすら出る日本とは大違いですね。
目先のことしか考えないと、「非効率的」となってしまします。

その手段には、2タイブあります。
一つは、政府からの農家への直接支払いによる援助です。

フランスでは農家の年間所得の80%が政府直接支払いです。
対して日本は16%前後。
(アメリカの穀物農家は50%ですが、その目的も手段も、
下記(2)攻撃的保護主義になります)

これでは、国際競争力がないのは当然です。

ただし、私は、補助を増やせと言っている訳ではありません。
私はあくまで、農家も一事業主として補助に頼らずに努力すべきと思います。
農協からも卒業すべきです。

ただ、農産物に対して、努力に見合った、農家が普通に生活できるだけの価格と補償
をつけては欲しいとは思います。

味や栄養と関係ない色や形で値段が大きく変わったり、
自然災害等努力ではどうにもならない際には補償を厚くしたり。

二つ目の保護手段が、関税です。
EUやアメリカのように先進国は農家への補助金(つまりは税金)で保護できますが、
財政が限られている国は、関税で防御することになります。

補助金はつまりは税金です。
財政再建が急務な現在、
補助金に頼らずに農地農民食料を守るためには、
税収増加でむしろ財政再建にも資する関税はベストな手段と言えます。

ただし、補助金も無し、関税も大幅引き下げ(撤廃)となったら、
確実に日本の稲作は無くなりますね。

(2)攻撃的保護主義(鈴木宣弘・東京大学教授の言葉だと思います)

アメリカは、農家に「輸出補助金」を直接支給しています。
(大っぴらにやるとWTO協定違反になるから、複雑な制度にしてこれは輸出補助金ではない、
と強弁してはいますが)

輸出補助金を簡単に説明すると、
農家が満足に暮らして営農できる為に必要な目標価格(A)を決める。
ところがこらは大抵、国際市場で競争力を持つための市場価格(B)より高い。
そこで、AーBの差額を全額政府が全額所得補填する、というものです。

これによってアメリカ穀物は常に強い国際競争力を持つのです。

これは、輸出の為の、さらにはそれによって相手国国民の食料を支配し、
国際覇権を維持する為の戦略的な保護主義です。

実際、メキシコ、エルサルバドルなど多くの国がこの犠牲になり、
自国の自給的穀物生産を衰退させられた挙句、
2008年には国際価格高騰によって深刻な飢餓に直面しました。

アメリカは、そういう国です。

しかし、WTOも流石に途上国の言い分を聞くようになり、
輸出補助金に対しての監視の眼が厳しくなってきた。
そこで眼をつけたのが、マレーシア等小国がやろうとしていたTPPだったのです。

日本の農産物輸入国第一位は、アメリカです。

でもアメリカの農業は、実はお先真っ暗です。
地下水枯渇による農業用水不足、干ばつがおきているからです。

日本では、地下水が枯渇、というのは余り考えられませんが、
アメリカの地下水は、何億年もかけて雨水が地下に溜まった池です。
山に降り注いだ雨や融雪が地面に浸透して常に新しい水が供給される
日本の地下水とは違うのです。

アメリカは、簡単に輸出禁止令を出す(法制度上出せる)国です。
こんなアメリカの農産物に頼っていたら、
先々日本は飢餓に苦しむことになります。

一時の安価な農産物に頼って失ったの農地は、
直ぐには農地(特に水田)には戻せません。

最後に、ブッシュ元大統領の演説での一言
「食料自給できない国を想像できるか?それは国際的圧力と危険に晒されている国だ」

つまりは、自給できない国を作り出せば、言いなりにさせることが出来る、
ということなんですね。

TPP推進の安倍首相の「日本を取り戻す」って言葉、
悪い冗談にしか聴こえません。
「差し出す」の間違いでは?

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2013年07月10日

暑さと、日の長さ

6日に関東甲信越で(沖縄は6月14日)梅雨明けしたかと思ったら、
8日には一気に、東北北陸以外は梅雨明けしちゃいました。
とたんに全国各地で連日「真夏日」「猛暑日」が続いています。

まだ身体が暑さに慣れていないこの時期の猛暑は、
熱中症になりやすいそうです。
皆さん、お気をつけ下さい。

青森は、30℃超の真夏日と雨の日が交互くらいでしょうか。
ずっと雨無しの干ばつ状態だったのが、
ここ1週間くらい(さらに今週いっぱいくらい)雨マークの日が多いです。

ところで、摘果作業真っ盛りの時期は特に「明るいうちは畑に」状態なので、
「日の長さ」の変化を実感します。

今年は6月21日が夏至でした。
暑さが増していますが、夏至を境に、日は確実に短くなっています。

青森の場合、
明るくなりだすのが、3時半過ぎだったのが今は4時少し前に、
7時半まで作業できたのが、7時過ぎには少なくとも摘果には向かない明るさに。

日の長さと暑さには、ズレがあるんですね。
どちらも太陽との関係なのにズレがあることが、なんか面白く(不思議に)感じます。
真夏日どころか、連日「猛暑日」という時に、暢気な話でごめんなさい。

太陽と言えば、
この猛暑、さらには冬の寒波や豪雪、即ち寒暖の開きは、世界的なもので、
太陽表面の黒点の数の減少(太陽活動の低下を意味するらしい)と関係がある
との説が有力です。

因に、「二酸化炭素による」「地球温暖化」。
温暖化と言うよりも気候変動と言うべき(むしろ寒冷化という説も)、
原因は二酸化炭素というよりも太陽活動や宇宙線の方が重要、
というのが気候学者の大勢です。

未だに政府マスコミ産業界こぞって「CO2削減してエコ」と謳ってるのは
日本くらいです。

話が面倒な方向に行くのは止めにして。
晴れた日には、木陰にゴザを敷いてランチ、ちょっと横になったりもします。
13.07.09-6.jpg










摘果作業中は、ずっと立ちっぱなし、脚立に上がりっ放しなので、
たまに横になって「骨休め」もします。
水分補給もこまめに。

因にこのゴザ、3年前に仲間4人を引き連れて摘果作業応援に来てくださった
木村さんが置いて行ったものです。
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2013年03月30日

天然酵母パンと干し林檎はいかが?

当農園の干し林檎、
今年は幾つかの自然食品店でも取り扱っていただいています。

さらに3月より、
西宮市にある天然酵母パンのお店
ameen's oven (アミーンズオーヴン)
(阪急神戸線夙川駅から徒歩6分)でも取り扱い戴いております。

アミーンズオーヴンでは、
店舗販売に加えて、
上記サイトにてネット販売もおこなっています。

当農園の干し林檎も、
お店に置いて戴くだけでなく、ネット商品に加えて戴きました。

天然酵母パンと一緒に干し林檎も如何ですか?
どちらもワインに良くあいますよ!

実は、アミーンズオーヴンさんと当農園干しリンゴとは、
深い縁がありまして。
ちょっと長いのですが、お付き合いください笑。

そもそもアミーンズオーヴンを知ったのは、
西宮在住の古くからの武道仲間Mさんのご紹介でした。

初年度(2010年)にりんごをご購入いただき、
年明け2月に比叡山参拝、その他諸々の所用で関西に出向いた際に、
M氏と一緒にお店に伺いました。

その際、店主三島氏と会話しているうちに、

りんごを錬り込んだパンも造ってるんだけど、
りんごに限らずフルーツはドライフルーツをワイン等で煮戻して
使うんですよ、そのままだと水気が多すぎるから。
夏堀さんのりんごでも、そういうの出来たらいいなぁ

なんて話が出て。
つまり、干し林檎を商品として考えたのは、
アミーンズオヴンがきっかけだったのです!

さらに、面白いことに、

具体的にどう進めようかと考えた時に、
木村さんの指導で大根を栽培しているO氏(1度だけ1年前にお会いしてる)が
干し大根の加工もしていることを思い出して、

「Oさんの乾燥機を使わせてもらえないかなぁ、青森に帰ったら電話してみよう」
と思っていたところ、

私の師匠・斉藤氏から私がりんごを始めたことを聞いたO氏が、
「干し林檎つくらない?」
と、私が青森に帰った翌朝に電話をくれたのです!
何というタイミングでしょう!!

既にりんご完売だったので、その冬2011年に初加工。
でもこの年は大凶作だったので、「試しに加工してみた」程度で。
でも、私自身が感動した程に美味しくて。

そして今期、ある程度の数量を加工することが出来るに至り、
アミーンズオヴンでも取り扱ってもらえるようになった、
という訳です。

縁、タイミングって、面白い、不思議ですね。

ところで、そもそものきっかけとなった、
パンに錬り込むための干し林檎
はどうなったのか?

今のような30gという小袋である必要はないし、
大玉をきれいに輪切りにする必要もないので、
その辺の経費や手間を減らして、
来期はパンにも使ってもらえる方向で検討中です。

最後に、
アミーンズオヴンはカフェもあり、
ランチプレートもあります。
お店の奥がテラスになっているので、
これからの季節はとっても良いと思います。

そして、店主三島さんや藤堂さん、アルバイトのスタッフの方々、
皆さん明るくて、いい方ばかりです。
関西圏の方、機会がありましたら訪ねてみてください。
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2013年03月27日

3月の3本

りんごの樹の話ではなくて、3月に観た映画のはなしです。

パンフおよびチラシをお見せしましょう
13.03.27.jpg










1本目は真ん中、未公開の「奇跡のりんご」試写会。
青森市内の自然食品店「あおぞら」さんが、当日声をかけてくださって、
行ってきました。

原作はベストセラー「奇跡のりんご」。

ここだけの話、原作本の「奇跡の…」というネーミングには
元々大きな違和感を感じていましたし、
(これについては、いつか書いてみたいと思いつつ、書いてません)
大概、映画は原作と違ってしまってがっかりすることが普通なので、
正直あまり期待してませんでした。

しかし、予想を裏切って、中々良い出来だと思います。

「プロフェッショナル」を観たという方も、
「奇跡のりんご」を読んだという方も、少なくないと思います。

ですが、大スクリーンで岩木山をバックにしたりんごの花を観るだけでも
価値があるかも。
そして、りんご栽培の作業を観ることも。

キャストは、
阿部サダヲという個性派俳優(と僕は思っている)が木村秋則さん役、
妻・美栄子役が菅野美穂。

そして脇を固める役者さんたちが凄い。
木村さんの実父が伊武雅刀で婿入りした先の父が山崎努、
実母が原田美枝子。
小学生当時の娘さん(3姉妹)を演じる子役が、とってもかわいいです。

そして音楽が、あの久石譲。

木村さんご自身も、ある場面で登場してます。
是非探してみてください。
全国公開は、6月8日です!!

2本目は右側、
「二郎は鮨の夢を見る」

ちょっとマイナー(マニアック?)かも。
お寿司の名店、ミシュラン三ツ星の「すきやばし次郎」店主、
小野二郎氏(本名はこの字なんですね)の鮨への想いや人柄を、

長男、次男、ここで修行し今は独立している鮨職人といった人々
へのインタビューを交えながら浮き彫りにしていく、
ドキュメンタリー映画です。

「職人」って、いいですね。

百姓、りんご農家も職人だと思ってやってます。
少なくとも、365日りんごのことを考えてます。

3本目は左側、「草原の椅子」

大好きな作家・宮本輝氏の同名小説を映画化したものです。
パンフ売り切れでした。

佐藤浩市って、カッコ良い役も萎んだ役も、
表情はもちろん背中で表現出来る役者だなぁと改めて思いました。

西村雅彦演じるカメラ屋社長の台詞
「どない理屈が通っていても、そこに人情の欠片もなければ、それは正義じゃない」
に胸を打たれました。
今でも憶えているくらいに。

実はこの映画、明後日3月29日までです。
気になった方は大至急!

就農して以来、振り返ってみると、2〜3月に映画を観ることが多い、
というか他の時期に観ることが少なくなってることを感じます。

確かにこれからは、日の出から日没まで畑に居るようになってくるのですが、
もっと作業の手際を良くして、
映画はともかく余裕をもった生活をするのも、今年の課題の一つと思っています。

時間が無いんじゃなくて、心に余裕が無くなるのが一番怖いです。
「忙しい」という字は、「心が亡い」って書きますから。
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2013年03月09日

寒暖差

昨夜から東京に来ています。

青森も一昨日は今年始めて最高気温が10℃を超えるなどして、
雪融けが進んでいますが、
東京はやはり暖かいです。

真冬時は、乾燥した北風が冷たくて、
「青森よりも寒く感じる」と思うことが少なくありませんが、
この時期になると日射しも風も違いますね。

東京は、予想最高気温が今日が20℃、明日は24℃!
でも月曜は11℃。

青森の予想最高気温はと見ると、
今日が−1℃!で明日が9℃!
更に、月曜が0℃で火曜は8℃。
青森の寒暖差、メチャクチャですね。

週明けに戻る自分としても、
体調管理に気をつけないと。

りんごにとっても、
寒暖差が大きいと、果肉のボケが進み易くなります。
なので2月下旬から、冷蔵庫業者さんに保管しています。
早めに手を打っておいて良かった〜。

りんご在庫も残り僅か。
3月や4月までご予約戴いている方の分、
自然食品店やレストランへの分、
を除くとホント残り僅かです。

昨晩は、昨年3月の大同窓会で卒業して以来始めて再会した、
学生時代の友人と食事しました。

選択していた英語のクラスで一緒になったのがきっかけで知り合い、
その他は余り接点が無いにも拘らず、
何となく4年間付き合いが続いていた彼。

やはり、ウマが合うのでしょう。
大手商社マンとして海外で感じたことなど話の内容が楽しかった
のはもちろんですが、
やはり、「コイツといるから楽しい」と思えた夜でした。

そういうことを感じられるのも、この年齢だからですね。

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2013年02月24日

好きな花、2つ

1月末〜2月頭にかけて、名古屋〜奈良〜京都・大阪・西宮・彦根
を廻って来た時の写真から、
好きな花を2つご紹介したいと思います。

先ずは、蝋梅です。
先日ご紹介した、奈良県宇陀市の久保本家酒造蔵人I君の奥さんが
連れて行ってくれた長谷寺での写真です。
13.02.24-1.jpg










アップでも撮影したのですが、上手く撮れたのがありませんでした。
代わりに、京都に行くと必ず立ち寄る蕎麦屋「じん六」さんのお庭
に咲いていた蝋梅のアップです。
13.02.24-3.jpg













「蝋梅」と言う名前ですが、梅(バラ科サクラ属)ではなく、
ロウバイ科ロウバイ属だそうです(今年初めて知りました)。

未だ寒い1〜2月に咲く鮮やかな黄色、
木肌の茶色とのコントラスト、
強い香り、
が魅力です。

長谷寺は、「大和路の花の御寺」として有名だそうで。
(そう言えば、鎌倉の長谷寺もそうですよね)
本堂に登る長い階段の脇には、やっと蕾がついた牡丹が沢山。
その中に、処々に藁帽子を冠った寒牡丹が咲いていました。
13.02.24-2.jpg










藁の帽子が可愛いですよね。
ちょうど名古屋へ発つ数日前に、上野東照宮で寒牡丹を観たばかりでしたから、
なんか不思議でした。

上野はちょうど見頃でした(根元にも藁が敷いてありました)が、
長谷寺では見頃を過ぎたところで、
写真のように満開のものは僅かでした。

最後に、花ではありませんが、樹の写真を1枚。
13.02.24-4.jpg










名古屋は熱田神宮の大楠の木です。

熱田神宮は、楠の大木古木が何本もあります。
杉ばかりでなく楠をはじめとしていろんな樹があるためもあって、
明るい雰囲気がして好きです。
今回は数年振り、3度目の参拝でした。

植物生態学者 宮脇昭(横浜国立大名誉教授)氏の
「木を植えよ!」(新潮選書)を読んで感銘を受け、

その巻末の「日本全国の鎮守の森が残る場所」
に熱田神宮があったので、
元々神社仏閣を訪れるのは好きでしたから、
当時速読のセミナーのために月に1度名古屋を訪れていたのを利用して
訪れたの最初でした。

「自分なら、こういう風に農業をやる」
という思いを実践したくて新規就農したわけですが、
それには、宮脇氏の著作で学んだことも影響しています。
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2013年02月12日

伊勢神宮、そして橿原

もう2週間近く経ってしまいましたが、
先日の名古屋〜関西方面周遊の途中で、
伊勢神宮にお参りしてきました。

人生初めてのお伊勢さん参りです。

今年は、20年に一度の式年遷宮の年ということで、
外宮、内宮ともに新しい正宮の建設が進んでいました。

良い気のパワーが…
という今流行の表現は止めときます 笑

ただ、この五十鈴川の流れ、川水はきれいでした!
13.02.12-1.jpg













平日なのに人が多く、「さすが伊勢神宮!」と思いましたが、
土地の人の話しでは、
節分前までは「初詣」の感覚で賑わうのだということでした。

名物、「伊勢うどん」も戴きました。
13.02.12-2.jpg













写真は無いけれど、赤福本店で赤福3切れも。
「手こね寿司」も食するつもりでしたが、残念ながらタイムアウト。
次回へ持ち越しとなりました。

名古屋から伊勢市駅まで乗った近鉄乙特急です
13.02.12-3.jpg













伊勢神宮の後、友人I君が住む橿原駅へ。
I君の仕事は蔵人です。
「久保本家酒造」という蔵で、生酛造りで有名な加藤克則杜氏のもとで
味わいのある純米酒を造っています。

蔵の裏からの写真
13.02.12-5.jpg













正面はこんなです
13.02.12-6.jpg










仕事が終わる5時過ぎまで、
奥様と3歳になる息子さんが僕の相手をしてくださり、
車で長谷寺まで案内していただきました。

その後、近くの温泉で温まったうえで、
ご自宅で奥様の手料理!

奥様が新潟出身ということで僕がリクエストした「のっぺ汁」、
地元宇陀地方産で飼料に薬を使っていない地鶏を使った手羽先、
その他美味しい料理が次々を出て来ます。

お酒も、久保本家の人気銘柄、
「きもとのどぶ」(にごり酒)、「睡龍」を
冷やとお燗でいただきました。

息子さんも、子供らしい、楽しい子で、
お腹も心も満たされた晩餐でした。

伊勢神宮そのものよりも、食べ物の話が多くなってしまい申し訳ありません。
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2013年02月02日

遺伝子組み換え植物

以前ご紹介した映画、
「モンサントの不自然な食べもの」
が青森市の映画館でも上映されていたので、1月24日に観てきました。

皆さんは、遺伝子組み換え作物について、どうお考えですか?
私はやっぱり、「大」反対です。

色んな議論がありあります。
細かいことに目を奪われると本筋を見失ってしまうので、
骨太なところを考えたいです。
(モンサント社のエゲツなさも一端置いといて)

種(たね)=「いのち」。
その基本データと言える遺伝子を人為的にいじって良いのかという倫理上の問題
それを食べた人体(やその他の動物)への影響
植物生態系への影響

種(たね)は、
播けば芽が出る「いのち」であり、、
数億年にわたる地球環境の変化の中で生き延びてきた情報が遺伝子の中に記憶されたモノ
です。

その種(遺伝子)に、ある特定の働きのある遺伝子を挿入して、新しい性質を持たせる、
というのが「遺伝子組み換え」技術です。

例えば、モンサント社の遺伝子組み換え大豆は、
同社主力製品である除草剤「ラウンドアップ」が散布されても枯れない遺伝子を抽出して
大豆遺伝子内に挿入させたものです。
(つまり、種と除草剤をセットで販売できる、消費者は購入せざるをえなくなる)

遺伝子組み換えは品種改良とは、全く異なります。

品種改良は、
あくまで自然法則どおりに交配させるものです。

遺伝子組み換えは、
目的とする性質に関わる遺伝子を人為的に挿入します。

異なった種目の掛け合わせも比較的簡単にできてしまします。
例えば、映画中でも紹介されているBT綿。
これは殺虫効果のある細菌の遺伝子を綿花種子に組み入れたものです。

遺伝子そのものをいじってしまったら、
もはや品種どころか、「種目そのもの」が変わってしまいます。
これまで地上の無かった新しい生き物の創造と言えます。

こんなことを人間が人為的ににやっていいの?
という、倫理上の問題になります。

もちろん、それを食べた人体に対する影響は全く未知数です。
一見「大豆」だけれど、実は人類がこれまで口にしたことのない、
地球上に無かった「新しい植物」なんですから。

通常の薬や添加物の有害性だって、
3世代は観ないと判らないのですから、
種目を決定づける遺伝子を勝手に変えてしまったものを食べての影響なんて、
そう簡単には判りません。

さらに、
植物の世界での生態系に与える影響に至ってはそれ以上に未知数です。
そして、実害が判った時にはもう修復は不可能です。
花粉は風や虫によって広範囲に飛散しますから。

例えばメキシコでの事例。
主食であるトウモロコシの「種」の輸入は禁止されているものの、
トウモロコシそのものの輸入は禁止されていません。

輸送途中等に落ちたりしたトウモロコシ(もしくはその粒=種)から種がこぼれ、
芽を出して育ったものが、在来種と交配します。

その中には、いわゆる「トウモロコシ」とは言えない実の着け方、形状をしたものが
できてきていて、問題になっています。

これを放置すると、この花粉が飛んで更に在来種との交配が進んでしまいます。

メキシコには、地域毎に100種類以上のトウモロコシ在来種があります。
長い年月をかけてその地域の土、気候、に適し、病害虫への耐性を獲得して
生き延びたものが「在来種」です。
味が良いのはもちろん、病害虫や天候不順にも強いです。
だから、農薬や肥料も要らない(少なくてすみます)。

知らないうちに、この在来種が無くなってしまったら…。
メキシコでは、調査の結果、国土の広範囲に渡って遺伝子組み換え種と在来種の交配
が認められたいます。
トウモロコシが主食のメキシコにとっては大問題です。

生態系は気候を始めとした地球環境に応じて様々に複雑に変化しています。
人間も地球上の生態系の一部です。
生物の進化も環境に適応しながら長い年月をかけて為されててきたものです。

これを人間の都合で、短時間でおこなってしまったら…。
その歪みは、それを口にする人間に先ず最初に現れると思うのですが…。

皆さんは、どう考えますか?

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2012年12月06日

TPPは農業問題?

野田首相の解散総選挙も突然なら、争点の一つにTPPを加えたのも突然。
争点を増やすことで、野党が票を奪い合うことを狙ったものなのは、もちろんとして、
アメリカに良い顔見せたいんだろうな〜と思ってしまいます。

さて、このTPP問題。
管首相の頃から話題になっていました。
貿易交渉というとやり玉に上げられる農業だけの問題ではありません。
医療、保険、製造業(特許権など)、法律、あらゆる分野でアメリカの言い分を
優先させるものとなっています。

農業問題に限って言うと、これは関税撤廃(引き下げ)の問題だけではありません。
遺伝子組み換え、種子産業とも関わっています。

「モンサント」というアメリカのバイオ化学メーカー、ご存知ですか?
化学薬品、化学繊維、農薬、種子、なんでもござれの多国籍化学メーカーです。
ベトナム戦争で話題となった枯れ葉剤製造メーカーです!

遺伝子組み換え種子の世界シェアが90%、
自社の除草剤に耐性のある遺伝子組み換え種子とセットで開発販売。

TPP参加によって、このような会社が大手を振って進出してこれるようになります。

今、「モンサントの不自然な食べ物」という映画が密かに?話題です。
僕自身、上京の際には観に行こうと思いながら時間が無くて観に行けてません。

以前からの知人(東京都大田区在住)が、仲間とこの映画の上映会&トークイベント
開催します。
12日(水)、大田区立消費者生活センター 2F
です。
託児サービスもありましたが、既に満員とのことです。

1ヶ月以上前に、ご紹介いただいていて、このブログでも紹介しようと思いつつ、
1週間切ってからの紹介となってしまいました。

また、11月28日には、
東京大学鈴木宣弘教をお呼びしての「TPP問題授緊急座談会」
も開催しています(こちらも紹介しそびれてしまいました)。

選挙前、当たり障りの無いことしか報道できない、テレビや大手新聞を離れて、
このような映画を観てみるのも良いのではないでしょうか?
(渋谷アップリンクをはじめ、全国各地で上映されています。上映情報は上記サイトで)


ちなみにこの映画、フランスのものです。
何かにつけて、「アメリカの言いなりにはならないぞ」、という国柄ではありますが、
「食の安全」や農業政策に関しては、学ぶべき点の多い国だと思います。
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2012年08月02日

北島選手、ごくろうさま

北島選手4位。

100m終了後、多くの人がメダル獲得すら難しいと言っているらしい中、
昨日の彼の眼を見て、
「もしかしたらまたやってくれるかも(色はともかくメダル獲得!)」
と思ってました。
これまでも結構そういうこと(予感的中)ありましたから。

現実は…
今回はメダル獲得に関しては外れましたが、
メダル獲得以上の感動を与えてくれたかも。

負けた時の方が、本音が出るかも。
あの場で、勝者立石選手を讃え、
「諒が銅なら悔いはない」と明るい表情で言い切る姿。
かっこいいです。

言葉と表情、両方で北島選手の今のホントの気持
が伝わって来ました。

ラジオでななく、
(いつもより接続が良かった)ネットでのテレビで観戦して良かった!

「この4年間は自分への挑戦だった」
「今の自分を出し切れたから悔いは無い」
という言葉も印象に残りました。

同じ慶応大学卒の立石選手が銅メダル!
これは僕にとってはサプライズでした。
立石選手の大学在学時から気にしてはいましたが、
ここまでやるとは。

北島選手の背中を追いながら、
地道に練習と分析を繰り返してきたことへのご褒美にちがいありません。

摘果2巡目を終えて、
作業進捗に余裕を持った状態でオリンピックを迎えて、
もう少しオリンピックを楽しめる予定だったのですが…。

9時過ぎまで、近くの焼き鳥屋でテレビ観戦してました。
体操男子の内村選手の演技、涙がでました。
技の美しさ、切れ。
静止する場面では、身体どころか周りの空気が止まってるようにすら感じます。

ピンチヒッターで出場することになった田中選手も素晴らしい。
日本チームの層の厚さを感じます。
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2012年08月01日

オリンピック放送を観て思うこと

一つ前の記事で書いたように、普段テレビを観ません。
そもそも、テレビを持ってません。
お金が無いからではなく!、考えるところがあってのことです(笑)。

ですが、スポーツを観るのが好きなので、
オリンピック(やサッカーWCなど)のようにメジャーな大会で、
観たい競技、試合がある場合、
わざわざ、それをを観るために飲食店に入ることもあります。

そんななか、思うのは、
スポーツ(オリンピックに限らず)中継に芸能人を呼ぶのは、止めて欲しい。
やたらやかましいキャスターは採用しないで欲しい。

これを視聴者の多くは良しとしているのでしょうか?

私の周りでは、
「うるさ過ぎて民放は観ない」
という方が何人かいます。老若男女問わず。

単に「類は友を呼ぶ」だけ?
それとも、良くあるように視聴者の指向に関係なくマスコミがそうしてるだけ?

私は決してNHK贔屓ではありませんが、
(原発報道においては、NHKは酷い)
この点に関してはNHKに完全に軍配が上がります。

オリンピックは各局放映するから良いですが、
大概のスポーツ中継(ライブ)は1局中継ですから、
始末が悪いです。

最後にもう一度。
北島選手、応援しています。
「自分の泳ぎ」の最高傑作をオリンピックの舞台で
完成、披露できることを。

畑に向かう軽トラ車中で、リアルで応援するために、
もう寝ます。
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北島選手を応援する

明日早朝、3時半に、200m平泳ぎ決勝があります。

僕も試合参加種目は平泳ぎが主だった、
それ故、北島選手に関する記事や書籍はそれなりに眼を通している、
東京で住んでいた谷中千駄木界隈から北島選手の実家まで近い(徒歩約20分)、
それもそのはず、北島選手(越境ではあるが)は息子と同じ中学を卒業
 (当然、北島選手が先輩)
等々ありまして、
アテネオリンピック前から注目、応援しています。

テレビを持ってない私ですが、
今晩、近所の焼き鳥屋で準決勝やその後のインタビュー、
北島選手の何気ない横顔
を観て、「やってくれるかも」と思いました。

それでなくても応援しますが、
あの眼は、北島選手本来と言いますか、
ハンセン選手を追う立場にありながら本番では連続2冠を成し遂げた
北京オリンピックの時の北島選手を思い出させてくれました。

結果は後から付いてくるもの。
とにかく北島選手を応援します。

心から応援できる選手が居る。
これは幸せなことです。

最後に、
平泳ぎは、4種目の中で最もテクニカルな泳法です。
手足のバランスがほんの少し崩れただけでタイムが落ちてしまいます。

100mで優勝した南アフリカの選手は、
北島選手の師匠、平井コーチに師事しています。
北島選手の泳法が下地になって、今回の世界記録が生まれています。

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2012年07月29日

自然の営み

今日も全国的に気温がうなぎ登り(土曜丑の日の翌日だから?)。
青森も予報ですら32℃超え、実際にはもっと高かったようで。

畑での私の体感としては、今年一番だったと思います。

摘果作業はあまり動き回りません。
主に動かすのは指先だけ。
なのに、文字通り「汗が噴き出す」状態。
東京の夏を思い出しました。

さすがに、11時半で作業終了として、
久々に大好きな岩木山神社にお参りに行くことにしました。

さっぱりしてからお参りしたいので、
岩木山神社近くにある「あそべの森 いわき荘」の温泉に入り、
ついでにレストランでカレーを食べてから参拝しました。

岩木山神社、境内に向かう参道です
12.07.29.jpg













ただ、(気楽でいいな、などと)誤解無きようにコメントしておくと、
それでも7時間仕事しています!
(4時半には作業開始)

話変わって、
今の時期、単純に言うと「真夏」なのですが、
もっと具体的に、季節や自然の営みを感じることが結構あります。

・日の出が遅くなって、(農作業が出来る程)明るくなるのは4時半
  夏至(今年は6月21日)の前後は4時前にすっかり明るかった
・日没が早くなった
  同じく夏至の頃は7時半までは農作業できていたのが、今は7時過ぎ
・一日毎にどころか、朝と晩、晩と翌朝で野菜の生育が進んでいる
  夏野菜のズッキーニ、ナス、トマトなんか、
  無かったはずの実ができてたり、実が数センチ大きくなってたりします
・もちろん、りんご果実の肥大も野菜ほど顕著では無いけれど目に見えて進んでいる
・蝉が鳴き出した
  摘果作業をしていると、枝の陰で休んでいた蝉が突然飛び出してビックリ!
  (蝉も驚いただろうな)
・下草のなかで、元気なものの種類が変わってきた
等々

地球は太陽系の中の一惑星、
太陽はもちろん、月とも関係しあっています。

人間も植物も、その中の一部にすぎないと同時に、
しっかりとその一部として役割を担っています。

人間の工夫する力、考える力を、
人間にとっての便利さだけに留まらずに、
太陽系および宇宙の営みの中で活用して行きたいですね。

ほろ酔い気分が後押しして書いていますが、
日頃、そんなことを思いながら、りんごの世話をしています。
(シラフじゃ、ちょっと話が大き過ぎて?、書けません)

posted by ナッツ at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感

2012年07月28日

東北も梅雨明け

26日、東北も梅雨明けしました。
北東北は平年よりも1日だけ早いとか。

梅雨明けした途端に、暑くなりました!
(だから梅雨明け宣言したのですが)

暑い、寒いに弱い、
身体も根性も弱い私にとっては厳しい季節になりました。

こうなると、畑作業は早朝からしっかりやって、
12時〜2時は休憩にしないと…。

一昨日、暑さに参りながら、
「そうだ、泳ぎに行こう!」
と思い立ち、夕方、
家の近くにある市民センター屋内プールに泳ぎに行きました。

ここ2年泳いでなかったので、久々の水の感触。

実は僕、高校1年までは水泳部でした。
正確に言うと、中学時代は、学校に水泳部が無かったので、
一緒にスイミングスクールに通っていた幼馴染みと校長先生に頼んで
中体連に個人参加させてもらってました。

因に、ちゃんと県大会まで勝ち進んでました!
東北大会には遠く及びませんでしたが。

さて、話を現在に戻して。
気持良かったので、昨日も泳ぎに行っちゃいました。

高校卒業後も、全く行かない年もありながら、水泳は続いています。
一時期は、スポーツクラブのトライアスロン向けのクラスに所属したり、
(僕はスイムだけの参加)
マスターズや住んでいた文京区の大会に出たことも。

大人になってからは、基本的に、
休まずに一定時間、辛くない程度の負荷で泳ぎ続ける、ということをしています。
一昨日が30分、昨日は15分。

久々だった一昨日よりも昨日の方が、
さらに気持よく身体が動きました。

水の中に居るのに汗が出ていく感覚、
同じ動作、負荷の連続で筋肉が隆起してくる感覚、
同じ動作の連続で頭の中が真っ白になる感覚、
水による浮力のなかで身体を解放している感覚、
が好きです。

更衣室での着替えも含めて20時半までに退場すればいいので、
時々行こうと思い、回数券(11回分)まで買っちゃいました。

今日も今から出勤です。
まだ薄暗い中、車を走らせるのは気分がいいです。

posted by ナッツ at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感

2012年06月16日

野に咲く花

春は沢山の草木が花を咲かせます。
この春、あることがきっかけで、特に野に咲く花に興味を持つようになりました。
良く観ると、結構たくさんの草木が花を咲かせてくれているんですよね。

例えば、
タニウツギ
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アカシア
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ヤマボウシ
白が多いようですが、畑近くで見かけるののはピンクでした
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関心をもっていると、
これまで気付かなかった花(草花、木の花)が沢山あります。
野にさく野生の花は、質素、可憐なものが多いように感じます。

畑までの、これまでと同じ道が、違って見えてきます。
これまで何を見ていたのでしょう。

草木に眼がいくようになり、
心が豊かになったような、心に余裕が生まれたような、
そんな気がしています。




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2012年06月05日

部分月食

昨夜は部分月食が観られるとのこと。

畑からの帰路、月が見えるであろう方向を気にしながら運転していると、
青森市街に入って間もなくして、見えてきました!
(それまでは、7時半頃と早い時間で低い位置にあったため、
山林が邪魔して見えなかったようです)

車を国道7号脇に停車して、先ずは携帯で写真を撮りました。
12.06.05-1.jpg










下に見える明るい建物は、新青森駅舎です。
ついでに、もう一枚。
12.06.05-2.jpg










これが7時45分頃。
8時02分がピーク(4割欠ける)とのことだったので、
「あそこなら、もっと良く見えるだろう」と思って車を走らせましたが、
ナント、その時分には月は雲の中。

結局上記の写真がベストショットとなりました。
昨日は丁度いつものデジカメの充電が切れてしまい、
携帯電話のカメラでしか撮られませんでしたが、
とりあえず欠けているのは判ります。

あいにく曇天で観られなかった地域が多いと聞いたので、
アップしてみました。

明日6日は金星日面通過だそうで。
先日、世間が騒ぐと関心持たなくなる天の邪鬼と書きましたが、
ひょんなことから、天体ショーにハマっています。

posted by ナッツ at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感