2015年07月12日

枝豆播き

10日は、今春植えた苗木(1歳、2歳)、ここ数年植えた若木(3〜5歳)の
周りに枝豆を播く作業に精をだしました。

播くのはこれ。
青森津軽地方の在来種、「毛豆」です。
地元種苗店で1ℓも買っちゃいました。
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苗木幹周り、刈り払い機で簡単に草を刈った後で、
鎌で穴を堀って足で踏み込みます
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りんごの樹に窒素分を与えるのが主目的ですから、
畝を立てるなどの手間はかけません。
(そうしなくても大丈夫なのは3年前にやってわかってるので)

其処に豆を3〜5粒(次第に増えて、後半はもう少し大きめの穴に5〜7粒に笑)
入れます。

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土を被せて靴で踏みます(「鎮圧」)。
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そして水をかけて完成
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今年は記録的な少雨なのが気掛かり。
途中からは、
播く箇所に水をまいてから穴を掘り(土が柔らかくなって掘るのも楽)、
土を被せて鎮圧した後また水を掛けるようにしました。

幹周りに4ヶ所程播きます。
この木は奮発して6ヶ所!
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ちなみに根元ではなく、少し離れた処に播きます。
養分を吸収するのは根の先の細い部分ですから、
その辺り、もしくはその少し先(樹が養分を求めて根を伸ばすように!)に
枝豆(つまりはその根に共生する根粒菌がつくる窒素分)が有るようにします。

この作業ばかりだと腰に負担がかかるので、
時折「つがる」の見直し(2番)摘果作業も。

その際摘んだ実です。
iPhoneと並べて遊んでみました笑。
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2015年07月10日

摘果一巡目終了

摘果一巡目が9日昼前にようやく終了しました。
6月で終わらせる予定でしたから一週間以上遅れましたが、
最後は2巡目終了時レベルで摘んでいるので、まあ良しとしましょう。

その後も実の成長が良いです。
実自身の重みで実が下向きになっています。
一ヶ月前は上を向いてます)

早い時期に摘果したジョナゴールドです。
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同じく早めに摘果した つがる
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どちらも、ふじに比べて収穫期が早いのは勿論のこと、
開花時期、落花後の実の成長速度、共に早いので、
摘果作業も先にします。

6月は記録的な少雨でしたが、
梅雨入り直後のまとまった雨と、何度かの小雨で、
樹々の葉も緑が増し、下草も元気になってきました。
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先のジョナゴールドの一本
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つがる
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最後に早朝の岩木山
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とくかく、摘果一巡目が終わって一安心。
樹も身軽になってサッパリしてる気がします。

これからは、
急ぎ苗木若木周りを中心に大豆を播き(緑肥として)、
早期に摘果作業をした「つがる」「ジョナゴールド」少ないけど「王林」
の見直し(2巡目)摘果作業、
実の重みで枝がしなってくるので支柱入れ、
等を中心に作業していくことになります。
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2015年07月02日

第4回目散布終了

30日(火)〜1日(水)に4回目の農薬散布をしました。

30日は涼しく風も無かったので作業が捗ったおかげで
2日間で終えることができました。

梅雨入りして天候不順なので、
2日間で終えることができて一安心です。

案の定、早朝には「18時から小雨」の予報だったのが、
9時頃には「15時から小雨」に変わっていて、
散布終了が正午近く、そして予報通り14時半過ぎから雨がパラつき出した
のでラッキーでした。
(散布した薬剤は、一旦乾けば大丈夫)

今回散布したのはこの2種類です。
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右がアントラコール顆粒水和剤(殺菌剤)。
成分名はプロピネブ。
防除対象はこれまで同様、
黒星病、斑点落葉病、褐斑病等々です。

これまでは黒星病が主流でしたが、
夏は斑点落葉病や褐斑病が主流になるので、
これらに特に有効だという点、

そして耐雨性が高く温度や紫外線による分解がゆるやか
なのは雨の多いこの時期には助かることから、
この殺菌剤にしました。

左はスプラサイド水和剤(殺虫剤)。
成分名は、DMTP(メチダチオン)、有機リン系の薬剤です。
防除対象は、シンクイムシ、カイガラムシ等々。

動物の神経作用を麻痺させることから世界的に使用量が減っている有機リン剤ですが、
ネオニコチノイド系を使用しない、
同系列の薬剤はなるべく使用しない(特に連続では使用しない)
となると、

防除上重要な「シンクイムシ」、
しかも昨年大発生した為、散布回数を増やしてしっかり防除する必要がある今年は、
有機リン系剤も使用せざるを得ません。
濃度下げて年1回散布は仕方ありません。

因に、雨で流れたり紫外線分解したりで、
りんごが皆さんのお手元に届く頃はもちろん、1ヶ月後には残ってませんから、
消費者の皆さんはご心配要りません。
園地環境および私自身の健康への影響の問題です。

さて、
農薬散布は心身共に疲れますが、
やはり適期に終えるとほっとします。
今日から、もう少し残っている摘果作業に精を出します。
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2015年06月13日

第3回目散布終了

10日〜12日に第3回目薬剤散布を行ないました。

今回散布したのはこの2つです。
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左側にあるの殺菌剤ユニックスZをアップで。
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ユニックスZというのは商品名で、
薬剤成分は、「ジプロジニル」と「ジラム」の2成分、
それと界面活性剤等が半分以上であることが判ります。

防除対象は、前回同様
黒星病、斑点落葉病、褐斑病、黒点病等です。

今年は風の強い日が多く、
しかもその強さも大きいため、
どの農園・地域でも黒星病が例年より多いそうです。

当園はというと…
例年他園よりも多いですが、
やはり今年は例年以上に多いです〜焦

最初から予想できていたので、
これまで3回とも、「2成分」が入っている「混合剤」を散布してきました。
昨年や一昨年よりも「成分回数」が、よって薬剤使用量が増えています。

減農薬とは言っても、
「○割減」と決めつけのではなく、
天候や病害虫の発生状況を観た上で極力使用量を減らしていくようにと
考えています。

そう考えると、何も判らない初年度に、
よくもいきなり4割減でやれたものです。
何も知らない初心者だからできたことだと思います。
また、その経験が活きています。

さて、今回は殺虫剤「バイスロイドEW」も散布しました。
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合成ビレスロイド系、つまりは、
除虫菊の成分を人工的につくった(化学式が酷似)薬剤です。

対象は、モモシンクイガ。

一昨年から顕著になり昨年大発生したシンクイムシの防除が
今年の最大テーマです。

モモシンクイガは、
農協等で配布している「防除暦」では6月中旬から防除対象となっていますが、
今年は例年よりも平均気温(よって積算温度)が高いので、
若干早めの散布としました。

10日早朝散布開始の予定が、
目覚めてみたら予想外の小雨で、風も9時まで強風の予報。
気が抜けてお気に入りの喫茶店で珈琲いただきながら読書して、
9時前にノコノコ出かけて行ったら雨で濡れた葉っぱは乾いていて、
風も微風で散布可能な状態。

前日に直ぐ散布出来るように準備はしてあったので、
慌てて1タンク散布。
終わる少し前から風が出だしたので、この日は1タンクで終了。

強風のせいもあって空(空気)がきれいです。
思わずパシャリ。
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花岡プラザの温泉で汗を流し、遅めの昼食を食べた後は摘果作業。

夕焼け空の雲の形が面白くて撮りました。
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「13日夕方から雨」の予報だったので、
11日には朝4時過ぎから14時迄ぶっ続けで散布作業して疲労困憊。
12日も朝4時過ぎから散布開始して10時過ぎに終了できました。

予報通り夕方雨がぱらつき、
夜から今日の朝までしっかり降ったので、11日に頑張って正解でした。
散布した薬は一旦乾けば余程の強い雨でなければ大丈夫だそうです。
そのための界面活性剤だとのこと。

因に、散布した薬剤の有効期間は通常2週間のようです。
雨で流れたり紫外線分解したりで2週間で薬効は消えるように作られているそうです。
年間散布可能回数や、収穫前何日前まで散布して良いか等も、
薬剤毎に提示されています。

今年は、雨は少ないものの、
前述の用に強風の為に薬剤の掛かり漏れやムラが避けられないので、
これまで2週間おきに散布しているのは、このためです。

散布作業で時間も体力も使ってるため、
摘果作業が予定よりも遅れてます。
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2015年05月29日

第二回目散布完了

5月26日〜28日、第二回目散布を行ないました。

今回散布したのはこちら。
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今回も殺菌剤だけにしました。
アブラムシやハマキムシ等、葉に害のある虫もいるのですが、良しとします。

成分が判るようにアップで
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前回同様「混合剤」で、
マンゼブを主成分とした「2成分」です。
防除対象も同じで、黒星病をはじめ斑点落葉病、黒点病等々です。

薬剤成分「マンゼブ」は古くからある薬剤だそうで、
同じ薬剤を使うのは菌に耐性ができたりしないのか?
と思いましたが、それが無いから続いているのだそうです。

前回から15日経っているので、葉っぱが随分増えました。
その分散布する(消費する)薬剤量も園地全体で400g増えました。
ただ、前回ほど風が強くない時間が多かったので散布作業自体は楽でした。

それでも、一日の作業で、
合羽着て竿を持って散布している(歩き回って)のが正味5〜6時間、
途中のタンクに水を汲み上げ、薬剤添加、噴霧器にガソリン補充、
場所を替える際には80mのホースを一旦巻き戻す、
等々の作業を入れると一日6〜7時間合羽を着たまま動き回っているので、
結構な重労働です。

作業後には、近くの温泉に行きます。
ゴーグルやマスクをしてますが、
顔面完全装備ではないので顔などに掛かった薬剤を落とすのが主目的です。
もちろん、作業中1タンク終わる毎に、うがいと顔洗いはしてます。

掛かった薬剤を洗い落とす、汗を流す、そして気分転換。
でも残念なことに、身体を温めると体内に入った薬剤が身体を巡るのが
早くなってしまうので、洗い中心でお湯には一瞬浸かる程度です。

さてさて、今回は、この4月末に新装オープンした
花岡プラザ
のお風呂(もちろん天然温泉)に行きました(車で8分)。

いやいや、すっごく立派になっていてビックリしました。
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以前はこんなでした。

外観も凄いけど、中はもっと凄いです笑。
しかも温泉350円!
こんど、ゆっくり入りに行くことにします。
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2015年05月17日

今年第一回目の薬剤散布

一週間近く経ってしまいましたが、10日〜12日にかけて、
今年第一回目の薬剤散布を終えました。

春先の散布は、
(ふじの)展葉一週間後、開花直前、落花直後、落花15日後、
という具合に花(花芽)の状態を基準に散布時期があります。

開花も病害虫の成長も「積算温度」で決まってくるので、
見た目で解り易い花の状態を基準にしているのですね。

落花直後は、通常は三回目の散布時期ですが、
当園では第一回目です。

散布回数を減らしている当園でも、
この「落花直後」のタイミングは外せません。

春先でまだ病気の菌が活発でない時期にしっかり防除しておく
という防除効果はもちろん、
葉がある程度出てきてるうえに、
ちっちゃいけど結実していて、それだけに菌に根付かれ易い、
ので防除の必要性が高いからです。

ということで今年第一回目。
今年は初めて「アスパイア」という殺菌剤を散布してみました。

農薬らしくない名前と袋のデザインです。
遺伝子組換え種子も製造してるダウ・ケミカルの製品ですが…

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適用病は、
モニリア病、黒星病、黒点病、赤星病、褐班病、斑点落葉病、うどんこ病
つまりは大方の病気です笑。

この製品には、薬剤が2成分入っています。
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どちらも殺菌剤です。
この時期はこうした「混合剤」が、予防効果も治療効果もあるので有効とのことです。
例年は5月末〜6月上旬の散布時に「混合剤」を散布してましたが、
今年は春先暖かかったので、この時期から使用してみました。

このように、一つの製品に薬剤が2種類入っている場合、
散布は1回でも、農薬使用回数としては、2回(「2成分回数」)とカウントします。
農薬基準や当園の取り組みについてはWEBサイトをご覧下さい。

この時期は例年風が強いので散布に難儀するのですが、
今年は特に風が強くて苦労しました。
掛かり漏れが無いようにと思うと、
時間がかかるし、自分に掛かることも多くなります。

12日早朝に無事終えて、タンク洗浄など片付けも終えた後の岩木山です。
空(雲)の様子もすてきだったので、空も多めに写してあげました笑。
樹にはまだ、遅く咲いた花が残っています。
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2015年03月24日

剪定に励んでます

ついついブログ更新をサボってました。

毎日剪定作業に励んでおります。
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毎日励んでますし段々調子がで出来ましたが、
それでもまだまだです。

時々成木でもこんなに酷くネズミにやられている樹があります。
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雪融け後には畑の土で「泥」をつくって塗ってあげますが、
今の時期は応急処置として自家製薬を塗ってあげることにしてます。

21日の5時半過ぎです。
今年は雪融けが早いです。
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と思っていたら…
今現在の青森です笑(自室の窓から撮影)
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道路にも屋根にも全く雪が無くなっていたのに、
一晩で10センチは積もってます。

寒いのも勿論ですが、
これだけ降ってると剪定鋏や鋸が濡れて嫌なんですよねぇ。
今日はどうしようか、思案中です笑。
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2015年03月05日

2月下旬の畑作業

今年、畑での本格的な作業は2月18日からでした。

1月19日には畑に行き始めていましたが、
加工用りんごの搬出作業、小屋や簡易トイレそしてりんごの樹の雪下ろしといった作業
のみで剪定等の所謂「農作業」はしないまま「販促外遊」に出かけてしまい、
帰ってからも溜まった発送その他で延び延びになってました。

さて剪定、と言いたいところですが、
ネズミ対策(主に苗木)からのスタートです。

一番気になっていて真っ先に始めたのが、
苗木幹周りのネズミ食害を防ぐ為に肥料袋を巻く作業です。
(昨冬に雪の中でやった作業の様子がこちら

昨年植えた殆どの苗木は幹周りが裸のまま(肥料袋を卷いてない)。

ふじ収穫直後に苗木周りの地肌を裸にする作業はしてましたが、
12月3日一回目の降雪がそのまま「根雪」(融けないで雪が積もったままの状態)
になってしったうえに、
その後選果や発送作業をしてる間に瞬く間に積雪1m超えで、

「ネズミももう冬眠に入ってしまったから、いま雪を退けて卷くよりも、
ネズミが動き出す前、2月にやろう」
と選果発送作業を優先させてそのままだったのです。

ところがところが…
今年は積雪量は平年並に多かったものの、
2月に入ってから気温高めのためネズミたちが早めに冬眠から出て来て
活発に木の皮を食べ始めていました。
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幹周りを一周やられてしまうと、特に苗木は樹皮が薄いので、
樹皮下に水分や養分が通る維管束が断たれてしまって枯れてしまいます。

昨年植えた苗木の中でも、人気があるのに今では収穫できる成木が無くなって
しまった「金星(きんせい)」の苗木から救出+袋巻き作業を開始。

根元周り半径20センチは地肌が見えるまで掘り下げます。
結局半径1m半の範囲で雪を退かすことになります。
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少し下がって。
スコップの丈よりも深く掘り下げてるのが判ります?
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仕上げに自家製ネズミ忌避液を塗布し周りの土にも垂らしたうえで、
肥料袋を幹に巻きます。
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10本ある「金星」のうち4本をこんな感じで完璧にしたところで、
「このペースでやってたら遅くなって、その間に他の苗木がやられちゃう」
と方針変更。

ある程度掘り下げたら廻りを踏み固め、
自家製のネズミ忌避液を幹に塗りその周りの雪にも垂らす程度にして、
とりあえず一回りすることにしました。
こんな感じです。
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話が逸れますが写真下に写っているのは、
ぼっこ靴という生ゴム製の特性長靴。
赤色は樹脂製カンジキです。

一回りしていると、昨年や今秋に肥料袋を卷いたのに、
その上を食害されているものも有ります。
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「ちゃんとやったのに!」これはかなり悔しい、悲しい。
そして少しして
「やることやって、こうなったんだからしょうがない」
「そういうものだ、想定内想定内」
「思ったようにいかなくてあたり前、うまくいったら感謝」
と思い直します(落ちついてくるとそう思えてきます)。

農業始めてそうなってきました。
自分ではどうしようもないことが、それまでの人生よりも多いですから。

そして、これまで自分の思うようにすることで家族をはじめ身近の人に
随分と迷惑を掛けてきたなぁと自己嫌悪になったり、
今更ながら感謝したり。

「とりあえず」の作業が一回りしたら即、
根元は地肌がでるところまで掘り下げる作業に。
しかし、その間に途中迄掘り下げたところでネズミにかじられる、
中には幹周り一周かじられてダメになっちゃう、
というものも出て来ちゃいました。

これも「しょうがない」。
最初から一本一本(貴重な品種から)完璧にやっていった方が良かったのか?
何れにしろ、巻かないで助かった苗木の方が多いのですから、感謝です。

今冬のように極端に低温になる日が少ないと積もった雪が硬く絞まることがなくなり、
ネズミも雪の中を活動するようになる、
雪融けが早い、
雪間(ゆきま)ができるのが早い、
ということが言えます。

幹周りは、
積雪表面の融雪が早いのはもちろん、地温も高いようで、
いずれにしろネズミが活動しやすい環境にあるので、
食害にあい易いです。

なので、
雪を踏んで雪間に雪を崩し入れて踏み固める
という作業も有効です。
作業前
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踏み固めた後
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昨年3月12日にこの作業を息子にやってもらった記事がありました笑。
これを見ても、やはり今年は雪融けが早いです。

こうみると、成木でも肥料袋を卷いてあると安心ですね。
雪間を崩して歩かなくてすみますし、
肥料袋の上部を食害されても、太い幹「一周全部」ということはまずありませんから。
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こうした食害部分には、患部の乾燥を防ぐ為に自家製薬を塗布しときます。
試行錯誤中ですがそれなりに効果があるようです。
雪融けが進んで地面が出て来たら、泥をつくって塗ると快復が早いです。

このように、苗木を中心に
ネズミ食害予防および被害部分の手当て
が作業の中心ですが、
剪定作業も進めています。
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午前10時前迄や、午後4時以降は雪の表面が締まって歩き易いので、
剪定作業に向いています。

日中の気温が高くなる時間帯は雪が柔らかくなるので、
雪を掘ったり、雪間を崩して踏み固める作業に向いています。

急ぎの作業を優先させるなかで、
その日の天候気温に合せて作業するようにしています。

苗木保護は、完全にダメなものもそれなりに有ってショックですが、
一通り根元まで掘って肥料袋で巻くところ迄終えて上京できました。

今後は、「雪間崩し」をしながら剪定のピッチを上げていきます。
雪融けが早いということは、芽出し、開花等、樹の生育も早いので、
作業をこれまで以上に前倒しで終わるようにしていかないとです。

昨年樹に負担を掛けた分早く摘花摘果作業を進めなければならない
今年は特に。

長くなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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2014年11月10日

ふじ収穫真っ最中

7日から3日間、親戚知人の協力を得てフルにふじ収穫作業をおこなっています。
3分の2程穫り終えられたと思います。

昨日(9日)早朝の写真です。
この日作業をスタートする予定の場所から。
脚立も用意済みです笑

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もう穫り終えたところはこんなです
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下にまとまって転がっているリンゴは、
樹上で傷んでた実やシンクイムシ被害果です。
後でまとめて回収します。

自分自身の穫り終えた安堵感のせいか、
樹も役目を終え、「身軽になって安心して冬を迎えられるよ」
と言っているように感じられます。

ありがとうね、と言いながら作業前に軽く一回りしました。

ついでに岩木山をバックにもう一枚。
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ところで、3枚通して茶色のイメージですよね。
収穫前のものは赤も入りますが。

これは、10月31日のものですが隣接園の様子です。
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緑ですね〜
所謂「葉穫らずりんご」の園地なので葉が多いのは勿論ですが、
緑が濃いです。

因に同じ日の当園の樹です
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葉の量、色が全然違いますね。
もちろん当園も「葉とらず」です。
弦元の果面にくっついてる葉しか取りません。

褐斑病その他で葉が落ちてしまったこともありますが、
落葉樹であるりんご、
本来もうこの時期には紅葉して葉を落とす時期なのです。
それが樹にとっての「冬支度」です。

なのに肥料と薬で不自然に葉を着けさせられているんですね。
(余計なことですが、人間にも同じことが言えますね。
 医薬関連産業の為に。)

昨年のような記録的に早い11月上旬の大雪でなくても、
時期が来て雪が積もった時に葉がちゃんと落ちていてくれないと、
葉が有る分枝に積もる雪が多くなって枝が折れ易くなってしまいます。

葉の光合成で生成された養分が果実に行くのは、
収穫約1ヶ月前までだそうです。
それ以降は来年への貯蔵養分として枝に蓄えられます。
果実は「熟す」方向に向かいます。

今日は昼前まで小雨予報なので「出勤」が遅くて良いやと油断して、
ちょっと脱線して長くなってしまいました。
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2014年11月03日

小春日和のなかで−2

もう10月31日だというのに、玉回し作業中に
果実から這い出て来ているシンクイムシを2匹発見!

1匹目は、
当園ではもう珍しくなくなったので、
まだいやがったのか!
と思いながら即潰してしまいましたが、
2匹目は、「この時期に」という気持から携帯でパシャリ
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モモシンクイ蛾の幼虫であるシンクイムシ。
夏以降に卵から孵った幼虫は果肉を食べて成長したら、
実からまた出て来て地面に落ちて越冬し、
来年6月中旬頃にモモシンクイ蛾になります。

小春日和の陽気に誘われて、
のんびりしてたヤツが、
流石にもう実から出ようとしていたところを
ゲットできたのでしょう。

来年コイツがモモシンクイ蛾に成長するのを防げた、
メデタシ メデタシ です。
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2014年10月23日

最近の作業

久しぶりの記事となってしまいました。

最近は、天候を見ながら、
ふじの玉回しをしながらのハリトーシ(シンクイムシ)被害果の除去、
ジョナゴールド、やたか、北斗の選り捥ぎ、
 〜品種、樹、枝ごとに熟度が違うので何回かに分けて収穫します〜
収穫したもののサイズ用途別の選別(「選果」と言います)、
荷造り発送、
等々の作業をしています。

15日、快晴のなかの岩木山です。
紅葉が中腹まで降りて来ています。
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台風が過ぎて暖かくなったからでしょう、
まだ実から出て来れないでいたシンクイムシが顔を出してきた
果実を何個も見かけました。
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同様の(シンクイムシが果実から顔を出しているところ)写真を
以前の記事でもご紹介しました。
その写真をお世話になっている農薬資材屋さんに見せたところ、
大喜び(驚き)で、
「夏堀さん、こりゃ貴重な写真だよ!」と言われました。

世間で貴重なものが、
当園では時々見かける様子になってしまいました。

先日は雨だったので一日倉庫で選果作業をしました。
昨年この時期に買った選果台と軽トラ荷台を使っての作業です。
サイズ別、用途別に分けて木箱に保管します。

用途別とは、干し林檎用、ジュース用はもちろん、
生食用でもサイズ別の他に特選や贈答用もありますし、
今年は「シンクイムシ」という箱まで増えてしまい。

サイズ別と合せると10種類の箱を並べて、
それぞれの箱に選別して入れて行きます。

作業場(借りている倉庫内)です。
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角度を変えて、倉庫奥。
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手前にある箱には、りんごが入っていますが、
奥の積み上げられた箱はまだ空です。

今入っている分もこれから荷造り発送して
ジュースや干し林檎用のものは残して空になります。

そして、いよいよ収穫のトリ、
収穫量の7割近くになる「ふじ」収穫となります。

選別し終えた箱から贈答用を。
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箱の中に大きな専用ビニール袋を入れて、
その中にりんごを入れています。

いっぱいになったら、上に新聞紙を被せて(下にも敷いてあります)、
ビニールの口を畳んで(縛れればもっと良いのですが)、
後で判るようにサイズ等のメモを乗せときます。

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ビニールも新聞紙も、りんごの品質鮮度保持の為です。
高温はもちろんNGですが、温度変化が大きいのも鮮度を落とすからです。
倉庫自体(冷蔵庫ではありませんが)温度変化が小さいように
造られていますが、
こうすることで更に鮮度が保たれます。

荷造り作業の前に必須の選果作業、これが結構時間がかかります。
特に今年はシンクイムシ被害果が多いので油断できません。

雨の日に選果作業をするのは当然ですが、
晴れていても選果作業せざるを得ない時もあって、
そういう時は勿体ない気がしてしまいます。

もう数日で王林の収穫も始まります。
お待ちのお客様、もう少しお待ちください。

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2014年10月13日

台風19号(その2)

日本列島をほぼ縦断して進んでいる台風19号。
リンゴ栽培に携わって一番危機感を持っていましたが、
やっと太平洋側に逸れ始めてくれています。

多くのお客様からも、心配、励まし、逸れるようにと祈ってます、
等々メールを戴いています。
ありがとうございます。

沖縄をはじめ、各地で被害をもたらしているなか、
自分が良ければ良いのか?
という後ろめたい気持をもちながら、
どうか逸れてくれるようにと願っています。

その甲斐あってか、やっと逸れてくれて少しホッとしています。

昨日今日は、台風対策でした。

ジョナゴールドや北斗で、
熟度や着色が早いものを選り捥ぎ。

気になっている枝を支柱で補強。

普段はしない反射シートを、
落果しても地面に触れないように、
落果しやすい北斗とジョナゴールドの樹の下に敷く。
(地面に落ちると傷付き易いのはもちろん、
 土壌菌が付着して生食としては売れない)

等々の作業を出来る範囲でしました。

昨日収穫したジョナゴールドです。
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今日はどんより曇っていましたが、
昨日は快晴でした。
紅葉の岩木山とジョナゴールドです。
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2014年10月04日

ひろさきふじ収穫

明日、ひろさきふじ収穫予定です。

味はもう乗ってきているので、
着色の具合で、
明日と3〜4日後の2回に分けて収穫の予定でしたが、

台風18号が月曜午後に北東北に最も接近するとの予報なので、
着色にムラがあっても基本的に明日収穫してしまおうと
思っています。
明日早朝、台風の進路や強さを観てから最終的に判断します。

昨日の ひろさきふじ です。
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青空をバックに、赤が一層映えるようになりました。
文字通り「たわわに実って」くれています。

ただ…
大分落としたものの、この中には「ハリトーシ」被害果も
まだ混じっています。

この樹はマシな方なので、
それだけに、通常よりも多めに成らせてもらいました。
被害が多い樹は、ちょっと寂しいくらいにしか成っていません。

既にご注文いただいている分に間に合うか、
収穫して選果してみないと判らない状況です。

ちょっと重い気分の時に、夕日が癒してくれました。

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2014年09月09日

草刈り開始

8日は十五夜でした。
青森ではきれいな「真ん丸お月さま」が観られました。
皆さんお住まいの地域では如何でしたか?

今日9日は今年最後の「スーパームーン」。
(月が地球に最接近する時に満月(新月)を迎えることで、
 満月の場合通常よりも大きく明るい満月が観られる)

観られるといいですね。

さて、週末に乗用型草刈り機で下草を刈りました。
7月に一部で余りに伸びたヨモギを刈ったのは別として、
本格的な草刈り第一回目(ちょっと遅過ぎましたが)。

今回は、半ば過ぎに収穫する「つがる」の周りです。

ついでに、車止めから小屋まで歩く部分も刈りました。
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歩き易くてサッパリ!
作業も脚立を動かすのが楽でイイですね!笑

年に1回しか草を刈らない私ですが、
草刈りは結構好きです。
特に乗用型での作業はゴーカートを乗り回しているようなもので
楽しいし、
刈り取った草が乾いてきた時の香りがイイ。

今年は7月から咲き出したツユクサ。
今年は群生エリアが増え、それからずっと彼方此方で咲いています。
此処は数年前からの群生エリア。

もう、りんご園とは思えません。
完全に耕作放棄地状態。
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ツユクサの花が好きなので、
樹の無いこのエリアは最後に刈るつもりです。

ついでに、今春植えた「未来(みき)ライフ」苗木(4歳)です。
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収穫期が丁度今頃なので店頭で見かけたことがある方も
いらっしゃるでしょう。

随分前のNHKドラマ「いのち」の主人公(三田佳子)
の名前が「みき」だったことにちなんで付けられた品種名です。

ありがたいことに、お客様の中には、
「(当園の)りんごを1年中食べていたい」、
「何かの時(食べたくなった時、体調が優れない時など)の為に」、
と取って置いてる方がいらっしゃいます。

一昨日、或るお客様から
「一部傷んでいる箇所もあったし食感は落ちてるけど充分美味しく
食べられました」
とお電話戴きました。

8月末にも、他のお客様からは「最後の一個」ということで
写真付きで報告戴きました。
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コメント抜粋です
野菜室の一番奥、容器に入れていたから外部の損傷もなく
安定した室温だったからでしょう
しゃきしゃきの歯応え。

真ん中の種がある部分、発芽しかかっていたのかしら
今までにない複雑な苦さでした。

もちろん、実の部分は甘くて美味しくいただきました。
(抜粋終わり)

今は「つがる」がトップバッターですが、
もう少し早くから当園のりんごを食べられるようにと、
今春に植えたのが上記「未来らいふ」です(とりあえず2本が)。

4歳苗木なので1年苗木に比べたら根が育っている分
生育も早いですが、
実をならせられるまでには3年、
「収穫」と言えるまでには5年かかるでしょう。
もう暫くお待ちください。

さて、今日は6時から錦織圭選手の全米オープン決勝戦。
ゲンを担いで今まで通り仕事しながら応援することにします。

メディアは例のごとく急に景気の言いことを言っていますが
(オリンピック、W杯サッカー、いつもそうです)、
ランキング最高順位が9位、
元世界王者(母国のイワニセビッチ)をコーチに迎えた今年
急に力を着けてきている、
という点では錦織選手と同じです。

心して応援することとします。

夕方はスーパームーン。
そして夜には、
青森県(野辺地町)出身の柴崎岳選手の出場が予想される
男子サッカーの対エクアドル戦。

忙しい一日です 笑。

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2014年09月05日

今年の「つがる」着色作業

シンクイムシ被害果に熱中しているうちに、
「つがる」が日毎に着色してきています。

今の標準的な「つがる」です。大きさも色合いも良い感じです。
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「よしよし」と油断していると、裏はまだこんなのが多いです。
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気温条件が良くて着色が進んでいますが、
まだ「熟して」いる訳ではないので、
所謂「地色(じいろ)」は上がり切っていません。
地色はお尻で見分けます。
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まだ、熟して来てますヨのサイン=「黄色味」を帯びてきていません。

そこで、「玉回し」作業です。
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裏返すと
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いきなり180°ひっくり返すと、
これまで日に当っていなかった柔肌が火傷するので、
90°くらいにしておきます。
向ける方角も、西〜北向きに。
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東に向けると、
早朝からカッと日射しが照る日には、
まだ果面が冷たいうちに直射日光を浴びて日焼けをおこしてしまい、
ひどいと其処から傷んでしまいます。

初年度は、そんなこと知る由もなく、
結構痛い目に遭いました。

4日は曇り、今日5日は雨のち曇りの予報なので、
日焼けの心配が少なく、
玉回し作業にはもってこいの日でした。

果実の向きを変える「玉回し」と一緒に、
「葉摘み」作業もします。

大概は果実に良く陽が当たるようにと
かなりの葉を摘んでしまうのですが、
当園では、
葉を大切にしたいので殆ど摘まないと言っても良い程です。

葉摘み前
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葉摘み後
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元々低農薬なので、
今頃になると褐斑病や斑点落葉病で黄色くなる葉が目立ちます。
それを取り除いてあげるだけです。

場合によっては、摘むどころか
葉を足してやりたくなる果実も有ります 笑。

玉回しをして
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もう少し視野を広くして
葉摘み後ですが
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玉回し後
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昨年の様子はこんなでした(9月10日の玉回し記事)
昨年はこの後台風が来て、東京から急ぎ戻って、まだ着色が進んでないのに雨の中収穫したっけなぁ〜
と感慨に耽ってます

着色については、2年目のこの記事
特につがるは収穫時が難しく、着色についていろいろ調べたり、畑で試食してみたりしてました。

さて、例年今頃になると、茶色、灰色の蛙が現れます。
種類の違いか、気候の変化で変色するのか?
勉強不足ですみません。
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2014年08月22日

ある目利き

ここのところ、毎日 気が重い中、
自分で尻を叩いて仕事しています。

原因はコレ。ご存知ハリトーシ(シンクイムシ)。
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モモシンクイガの幼虫が果肉に入り込んで、
果肉を食い散らします。
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4年目の昨年、それまでと桁違いに被害がありました。
更に今年は、既にこの時期で昨年と比べても段違いに被害果が沢山。

モモシンクイガは、9月に暖かいと更にもう一回産卵・ふ化します。
果肉を喰い散らかして育った幼虫は果実から地面に落ちて地中で越冬、
初夏に成虫になります。

昨年大量発生したのだから、今年の防除が大切だったのにも拘らず、
6月に指を数針縫う怪我をしたせいで、
防除にとって重要な6〜7月に、6月初旬〜7月末の間散布出来なかった
のが響きました。

最終摘果をしながら被害果を見つけると取り除きますが、
余りの多さに、さすがに気分は落ち込みます。

樹によって程度は異なりますが、この時はやや多めで、
3本の樹でこれだけ出ました(手かご1つで約30個、計150個)。
最終摘果が未だの段階とはいえ、多過ぎです。
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通常の摘果のように畑に落としてしまうと、
中に居る幼虫が出てきて成虫に成長してしまいます。

こうしてカゴに入れて集め、
数日間水に浸して幼虫が水死させてから焼却処分します。
最初から焼けば作業が一度で済みそうですが、
これだけの数量を焼くとなると手間なので、
先ずは手っ取り早く水攻めです。

これだけ有ると、
「まだ被害が現れてないのもある、これから被害に遭うモノもある、
今からこんなで、最終的に収穫量はどうなるんだ?」
「明らかに被害果だと判るものは良いけれど、
判り難いものがお客さんへの発送分に混じってたら大変だ」

等々考えてしまいます。

最初の写真のようにキレイに(!?)穴が空いているものは、
果肉を食べて成長した幼虫は果実内から出てしまってます。
この穴は幼虫が出て行った穴です。

ふ化した幼虫が中に入ったばかりのものは、
こんなです。
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観る角度がちょっと違うと見過ごしてしまう程の小さな形跡です。
割ってみると、
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同じ初期でも、芯まで到達しているものです。
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「これは怪しいぞ?!」と思ったものを
その場でナイフで割ってみる、ということを繰り返して、
いろんなパターンの被害果を見分けられるようになりました。

失敗して、
黒星病痕を穴と思ったり(例えば6枚目は黒星病痕に酷似)、
周りの枝にぶつかっての傷を穴と思ったりして、
ハリトーシ被害果でないものまで割ってしまうこともありました。

目指せ「ハリトーシ被害果の目利き」!(笑)

どうせやるなら、それくらいの気合を入れてやらないと、
と取り組んでます。

ついでに
何枚かお見せしましょう

初期のモノを見分けられるようになると、
未だ中に幼虫が居るものをゲットする数も増えてきます。
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右側半実、芯近くに注目!
幼虫が顔?を出しています。
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この幼虫、申し訳ないけれど、
その場でナイフで切り刻んでしまいました。

同じく初期果。これはかなり初期のものです。
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右側下部(被害部)をアップで
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中を這いずり回るタイプもいます
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一番怖いのは、
被害果をそれと判別できずにお客様へ発送してしまうこと。
摘果、玉回し、収穫後の選果、箱詰め、
幾つもの作業の中でそのようなことの無いように
努めていきます。
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2014年08月06日

最近の作業

久々の更新になってしまいました。

第3回目散布直前から連日30℃超え。
早朝から作業開始、暑い日中は無理せず休憩、夕方3時頃から日没まで作業、
という毎日で、寝に帰る状態でブログ更新する余裕が無くて…

ところが4日から天候が崩れだして、今日は一日殆ど雨。
ということで、久々の更新なので2本一気更新です。

今の作業は、摘果2巡目を未だにやっています。
それと、支柱で支えていたにも拘らず、
風に実の重さが加わって
腐乱病で弱っている箇所から割れてしまう主枝が何本か有って、
その復旧作業も。

摘果していると、ハリトーシ果が結構(かなり)有ります。
この時期こんなに有るのは初めてで、
摘果作業の遅れとのダブルでブルーな気持になりがちですが、
「兎に角、やるべきことをやろう!」
と気持を強く持つように心がけています。

休憩時に、お茶の飲みながらホッと一息つくと、
いろんな音が聴こえてきます。
蝉、虫、鳥、風…
心を静かにすると、いろんな音が聴こえてくるものですよね。

よく見かける小鳥を我ながら上手く撮ることができました。
厳選5枚をご紹介します!

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枝から飛んできて木箱にとまったと思ったら、
何かしらクチバシにくわえています。
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野鳥図鑑を買って野鳥にも詳しくなりたいと思うのですが、
そこまで余裕がなくて…
そのうち です。
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2014年07月31日

農薬散布 第3回目終了

今日、第3回目散布を終了しました。

朝5時前にスタートし11時迄に終わる予定なのですが、
3日間とも、昼過ぎまでかかってしまいした。

そもそも計画に無理がある!
僕の最大の欠点の一つです。
もう50歳過ぎたのに幾つになっても変われません。

早朝は良いのですが、
9時過ぎると30℃になるので、
終わるとグッタリで、午後は仕事(摘果作業)にならない状態。

それでも「3日間で終える」は変えたくないので、
散布最優先で頑張りました。

本来なら、摘果2巡目が終わってから散布するのが良いのですが、
先日書いたように、
第2回目(6月4〜9日)から余りに間が空いてしまっていて、
案の定シンクイムシ(俗称ハリトーシ)被害が結構見られるので、
散布最優先です。

散布開始と同時に梅雨が明け、
夜も温度が高く蒸すようになりました。
こういう時、シンクイムシが産卵ふ化するんですよねぇ。
散布終えられて、良かった良かった。

今回散布したのは、この3品。
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上から薬品名(商品名)と主な適用病害虫です
・フリントフロアブル(殺菌剤)
  斑点落葉病、黒星病、褐斑病、輪紋病、すす斑病 等
・アプロードフロアブル(殺虫剤)
  カイガラムシ類
・フェニックスフロアブル(殺虫剤)
  シンクイムシ類、ヒメボクトウ

チェーンソーで怪我した指の傷口が、
ゴム手袋を履いて汗だくになって蒸れても大丈夫になるのを
待っているうちに、
シンクイムシ防除のタイミングを逸してしまった感じです。

第2回目散布でも、スプラサイドというシンクイムシ適用の薬剤を
散布しているのですが、やはり間が空き過ぎということでしょう。

9月まで何度か不規則に産卵ふ化を繰り返すので、
今後の防除効果に期待したいところです。

被害を少なくしつつ年間の散布回数・散布量を抑える為に
毎年試行錯誤です。

心身共に疲労困憊。
この春に見つけたお店で独り餃子を食べながら鬼平を読んで
心のケアは出来ました。
これから寝て、身体をケアします。

明日から摘果2巡目に精を出す為に!
posted by ナッツ at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

2014年07月29日

第3回農薬散布スタート

昨日からスタートのつもりだった散布ですが、
夜中に降った小雨で葉や実がまだ濡れていたのと、
風が強かったのとで、
今日29日スタートとなりました。

園地内には、目に見えるものだけでも沢山の生きものが居ます。
摘果作業中や休憩中などに見かけます。

そうすると、殺虫剤を散布するのを躊躇っちゃいます。

確かに最近の殺虫剤は、
その毒性で何でもかんでも殺すというのではなく、
その作用から、
ターゲットとした虫(少なくとも虫のなかでも同類のもの)
を中心に効果がある(他の虫には効果が少ない)ように
出来ています。

でもやっぱり、躊躇いますね。

最近目にした生きもの達です。

きれいな緑色したカエル君。
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今年はトンボの出現が早かったです。
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野草の蕾に必至に(いや、上手に)掴まってる様がかわいいです。
正面から見ると、
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ついでに、朝露とトンボ
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毎日蝉の大合唱です。
摘果の為に樹の下に入ると、蝉が驚いて飛び出すので、
こっちがビックリしてしまいます。

蝉の写真は撮れてないので、脱け殻を
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今年は、名前は知らないけれど、コイツが多いように感じられます。
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カミキリムシ類を2枚
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カミキリムシは、古木に穴を空けて卵を産むので、
人間からみると「害虫」になります。

邪魔者は完全に消せ!
となると生態系が崩れます。

「不要な生き物はいない」と考えたいですね。
人間も虫も草も。

でも、最低限の安定した収穫が無いと今の私には
りんご農家を続ける力がないので、
回数も濃度も低くして農薬をかけさせてもらいます。
ごめんなさい。

昨日、北陸と東北が梅雨明けしたようです。
今日は、早朝から昼過ぎ迄散布して、
合羽の下の服が搾れる程にビショビショなのはもちろん、
長靴の中も汗で水浸し。

作業後に長靴を逆さにすると、
250〜300ccくらい汗がジャーッと。

明日は更に暑くなって31度超の予報。
(大抵こういう場合、予報を上回ることが多い)
明るくなると同時に作業するつもりで、早く出かけないと。
もう寝ます。

posted by ナッツ at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

2014年07月17日

摘果一巡目

今更ですが、やっと終わりました。
中にはかなり大雑把なのもありますし、
最後の方は大分駆け足でしたが、とりあえず。

直ぐに2巡目スタートです。

今年は、農薬散布がまだ2回のみ(通常7回目を掛け終えたあたり)。
しかも殺虫剤は第2回目(6月上旬)に1回散布しただけ。
つまり落花2〜3週間後〈受粉して結実間もない頃〉まで散布しなかった
せいでしょう、
虫が悪戯したものが多いです。
其の1
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其の2
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割ってみると
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其の3
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其の4
其の1と3のドッキングパターン
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なんか笑えますね。

其の5
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実はこれ、6月8日の記事の実です。
大きくなったでしょ。

殺虫剤を掛けてないおかげで、
見かける虫も多い気がするし、
テントウムシやその卵などを目にすることも多いです。
5年目で見つける力がアップしてるのかもしれませんが。
(そうだと嬉しい)

卵、葉表タイプ
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実タイプ
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そして、そして、
幼虫からテントウムシに脱皮する直前!
本ブログ初登場につき、角度を変えて2枚。
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こんなのもいました。
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虫の動きをじっと観察していると、
なんか気持が静かになり和んできます。
posted by ナッツ at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業