2016年05月28日

27日のつがる(今年の結実状況)

5月6日頃に開花したつがる。
今はこんなです。
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成長具合はまずまずでしょう。

ただ、つがるは一般的に樹の寿命が短く、
元々園地にあったつがるは高齢だったため少しずつ樹が減り、
また残っている樹も勢いが落ちてきているのが気になります。

加えて、今年は、つがるに限らず全体的に
結実状況が芳しくないようです。

園地を見回りながら観たり、摘果作業をしていて感じるのは、
中心果が無いか結実が弱いものが例年より多い、
中心果に限らず結実出来てないか弱いものが例年より多い、
ということで、

参ったなぁ〜
開花後に暖かい日が少なかったからなぁ、
まぁ収穫は減るけど樹は休めるし
摘果作業も楽になるかな

などと思っていたところ、
先日お世話になっている資材屋さんで話しをしていると、
やはり、
マメコバチが飛ばない気候条件だったから…
という話を聴きました。

少なくとも浪岡地域ではそういう園地が多いようです。
(同じ青森県津軽地方でも1〜2日の開花日の違いや風向きで変わります)

因に、もう1巡目摘果を終えた王林は、惨憺たる状況です(申し訳ない)。

こういう状況だからこそ、
摘果作業で少しでも良い実を育てなければと思っております。
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2016年05月27日

数日振りの畑

月曜昼以来の畑となりました。

月曜日、早朝から快調に仕事していたのですが、
ジョナゴールドの摘果作業をするうちに10時前から右肩甲骨周りが痛くなり、
それがあっという間に激痛になってしまい、
お昼でギブアップ。

この日どうしても発送しなければならないりんご果汁の荷造りを
普段の3倍以上の時間を掛けて仕上げた後、
夏堀農園御用達(主治医)、小野カイロプラクティックへ。

肩甲骨と鎖骨を繋ぐ関節(肩鎖関節)が緩んでる、
疲労蓄積が原因、
との診断。

とにかく、何をするにも「ズキン!」と激痛が。
息をしても痛いし、歩く震動でも強い痛みが。
車の運転では右手でハンドルを切るのはもちろん左手でもそっと切らないとだし、
交差点等で左右確認する為に首を向けるのも激痛。

横になっているのが一番負担を掛けず治りが早い、
ということで、治療院に通う以外は家で横になってました。
が、横になるのにも一苦労で…
態勢を変えようとすると必然的に肩甲骨周りに力が加わるんです。

顎関節、肩甲骨、骨盤(仙骨)は扇の要、
普段から大切にしてましたが、
痛めたことで如何に使っているのか改めて実感しました。

4日間続けて治療に通ったおかげで、
まだ痛みはありますが大分楽になったので今日は慣らし運転と
畑の様子見で午後から畑へ。

この間、29℃の日があるなど気温も高めで夜中に雨が降ったりで、
数日でグンとりんご(実も葉も)も下草も成長してます。
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例年6月上旬に開花する菖蒲なぞは、急ピッチで伸びてます。
(月曜から10センチ以上伸びたと思います)
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明日は早くから畑に行く予定なので、もう寝ます。
りんごの実の様子はまた後日ご紹介します。
posted by ナッツ at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業周辺

2016年05月22日

連日快晴

21日も快晴。
空気も乾燥していてこの日は特に岩木山がくっきりでした。
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せっかくなのでアップで
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何気ない園地内風景
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樹の葉も下草も、随分緑が多くなりました。
他の畑ではもう1〜2度草を刈ってます。

最近はお昼は25℃まで上がる日も少なくなく(例年より5℃程高い)、
昼食後は少し木陰で横になります。
正しく、「骨休め」。

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とっても気持良い場所ですが、15分以上居ては危険です。
それ以上居ると、抜け出せなくなってしまいます。
タイマーを10分でセットして、何とか抜け出すようにしています笑。

posted by ナッツ at 04:26| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

鳥その2

17日に撮った写真で良いのがあったので、
追加でアップします笑。

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結構大柄な鳥です。
鳥のバランス感覚には感心させられます。
ススキの先にでも停まってますし、
あの大きなカラスでさえ細い枝の先に停まってますから。

人間の感覚だと、
あんなのに停まって、かえって疲れないか?と思ってしまいます。

さて、なにやら遠くを見つめています。
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何枚も何枚もシャッターを押していて気付いたのでしょうか?
こちらを「ナンだー?!」と見つめています笑。
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と思ったら、飛び立って行きました。

21日、とうとうカッコーが鳴き出しました。
こう書くと判るように、私はカッコーの鳴き声はあまり好きではありません。

たまに山の中で聴くには良いものですし、
私も昔はそうでした。

でも、あの大きくて良く通る声を、しかも単調な鳴き声を、
これから毎日毎日、一日中聴かされるとなると…

そして、あの図々しい托卵の習性。
部下や同僚の努力を自分の成果のようにして出世して行く奴に似てます笑。
そういう奴って大概声も大きい笑。
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2016年05月21日

鳥に感謝

ここのところ晴天が続いている青森です。

農薬散布後、毎日摘花・摘果作業と併行して、
剪定して切り落とした枝の整理を初めとした園地整理、
腐乱病の枝の処理や手当などの作業に励んでいます。

気候の良さに誘われて鳥たちも元気にさえずっています。
作業中のBGMとして最高です。
鳥の鳴き声を聴きながら花(実)を摘んでいると幸せな気分になり、
「結実具合が悪いなぁ」「やっぱり黒星病が多いなぁ」
などということも忘れさせてくれます。

随分前、5月6日の写真です。
この日は結構肌寒くて、軽トラの中でお昼を食べていて撮った写真です。
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背景に見えるりんごの花(ふじ)はまだ開花していませんね。

毎朝仕事の前に瞑想するようにしています。
目を閉じて心静かにしていると、様々な音に気付かされます。
その中でも、鳥のさえずりはとても心地よいものです。

posted by ナッツ at 04:35| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2016年05月15日

平成28年度、第一回目薬剤散布終了

昨日と今日で、今年第一回目の薬剤散布を終えました。

二日間とも晴れで、かつ午前中は風も無風若しくは弱風。

風が強くないというのは、とっても助かります。
風が強いとどうしても薬の掛かりムラが生ますし、
ムラを無くそう(減らそう)として時間が掛かってしまいます。

散布した薬剤は、昨年と同じ「アスパイア」。
写真を撮るのを忘れてました…昨年の記事をご覧下さい。
posted by ナッツ at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

2016年05月14日

13日、朝から快晴でした

13日は早朝から快晴で気温も25℃を超えました。

空気も乾燥していて岩木山がくっきり。
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3合目付近まで残雪と言うには多すぎる雪と、
中腹から下の山麓の緑色のコントラストがきれいです。

こうなると、もう少しアップで撮りたくなります。
もちろんりんごの樹の枝も入れて。
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私はどうもこういう構図が好きなようです。

樹の高いところに有る花もアップで。
空の青を背景に下からのアングルで撮る花が好きです。
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「受粉に役立っているのは蜂さん達だけじゃないよ」
と言わんばかりに蟻が動き回っています。
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虫たちのおかげで、大分受粉が進んでいるようです。
ふじ です。
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まだ花びらが有りますが、
中心花(真ん中)の子房部分が左の側花のそれより若干ですが大きいことで判ります。
右の側花との差が判り難いので角度を変えて。
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せっかくなので、中心花だけ残して摘花しました。
この時点で中心花(果)だけにしたら、さぞ立派な実が成ります!
加えて樹の負担も大幅に軽減されて来年への貯蔵養分が増えます。
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今日はこれから第一回目農薬散布です。
昨日、噴霧器の調子をチェック(エンジンオイルも交換!)して、
無事作動を確認。
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右奥の黄色いタンクが薬剤をいれる500gタンクです。

合羽やゴーグル、防塵マスク、ゴム手袋等の装備も準備し、
夕方にはお世話になってる資材屋さんで農薬も購入しました。

まだ花が咲いているので、蜂や蟻などの訪花昆虫が居るのですが、

開花からの日数や気温(積算温度)から受粉は大分進んでいる。
通常、この時期の前に最低1回は散布しているべきなのに今年はしていない。
 (昨年も当園はこのパターンでしたが)
4月に涼しい日が多かったので黒星病菌が活発になっている怖れがあるから、
早期に散布すべき。
今回散布するのは黒星病対策の殺菌剤だから虫には影響が無い。
そして、今日と明日は晴だが月曜と火曜は雨の予報で散布出来ない。

といったことから、
今日明日の二日間で散布を終えるべく、頑張ります。
posted by ナッツ at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

翌朝の焚き火(枝焼き場)

枝焼きは消さずに、むしろ少し枝を焼べて帰宅します。

そう聞くと「火事にならないの?」と心配になるかもしれませんが、
大丈夫です。
周りの皆さんそうしてるし、そうするものだとも言われました…
都合の良い時だけ素直な私は、素直にそうしてます笑。

さて、翌朝には大概こんなになってます(13日朝撮影)。
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灰はまだくすぶってますから、
灰の周りに残った枝を灰の上に乗せてるうちに発火しだします。
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これは、新しく火を起こすのに比べたら数倍楽です。
この為に、少量で良いから枝を焼べて帰宅するようなものです。

因に、大きめの枝の方がよりゆっくり燃えて行くので、安全です。

灰の熱、火力がありますから、
ドンドン枝を積み重ねても大丈夫です。
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下の方に炎が見えます。

以前作業を見ていた高校時代の友人が
「テキトーだなぁ」と笑ってましたが、

適度に大雑把に乗せた方が風が通って燃え易いし、
下から燃えて崩れて行きますから、
30分後くらに戻ると最初の写真のような状態になっます。

昨日はかなり燃やしました。
農薬散布の時に切り落とした枝が散乱してたり、
枝をまとめてあっても、それが彼方此方に多いと、
ホースを引っ張って歩くには邪魔で不便なんです。
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2016年05月13日

満開です

予報がありがたい方に外れ、昼から晴れて気温もそこそこに。
午前中は寒かったのに。

園地内は満開です。

9日に3分咲だったふじの古木です
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開花の早いジョナゴールドは散り始めています
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残念ながら小さめの古木が3本しかない王林は、
そのうち2本がこんな状態です
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右手をアップで
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若葉の緑が青空をバックに映えますが、
花は殆ど無いに等しいです…

12日は雨が上がったお昼から、
若木の摘花、
そして剪定で切り落として園地内彼方こちにまとめてあった枝を
運び出し易く更に切り分けたり、
焼却場所に移動してあった枝を焼却したり。

早期に焼却してしまいたい腐乱病枝をドンドン燃やしました。
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就農当初は負得手だった火起こしも、今では手慣れたものです。
りんごの木は火力が強いので、ある程度になったら生木も燃えちゃいます。

園地がきれいになっていくだけで気持ち良いものですが、
腐乱病枝がドンドン燃えて行くのは、
快感!快感!

今日は一日快晴の予報です。
posted by ナッツ at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2016年05月12日

マメコバチ

今年も無事開花してくれて、
9日には最後に開花する「ふじ」も多くの樹が6〜7分咲きまできました。
(王林は3本のうち1本が、殆ど花が無いけど…)

あたり前のことのようですが、
就農2年目は花が少なくてホント泣けてきたのを思い出します。

前年(2010年)の猛暑のせいで花芽形成が阻害された為らしいです。
県内全般に開花不足で収穫量も減産でしたが、
当園では前年比約半分!

今頃の時期、樹によっては「花を捜さないと無い!」ものもあり、
当然摘花(摘果)作業なんて直ぐ終わってしまって…

あの経験があるので、毎年、
2月の剪定作業時には花芽の様子が気になり、
春先には花芽から葉が出て蕾が現れると一安心しつつも
霜にあたらないかと気になったり、

そして無事咲いたら今度は、
ちゃんと受粉して結実してくれるかが気掛かりになります。

10日は最高気温15℃まで行かず15時頃から雨(今日は一日中雨)、
昨日11日は気温は平年並でしたが一日中雨でした。

余程寒くないと開花は進むのですが、
蜂をはじめとした蜜を求めてやって来る「訪花昆虫」による受粉が中心なので、
開花直後に蜂たちが不活発になる天候だと気になります。

その「受粉」。
青森県では、ミツバチの他にマメコバチという小さい蜂が大活躍します。
小さいからマメコバチという名前なのだ(つまり、「豆小蜂」と書く)
と思っていたら、なんと「豆粉蜂」と書くのだそうです。
詳細はこちら
文中「浪岡町樽沢」は当園がある「浪岡吉野田」からも近いです(同じ旧浪岡町)。

こちらは写真付きです(12)。
1ではミツバチと比較しての優位点が判り易く書かれています。

当園も茅を丁度よい長さにカットしたものを買ってきて
設置しました。

今年急ごしらえのもの。
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赤いネットは、カラスが悪戯してほじくり出すのを防止する為の防鳥ネットです。

前の園主がつくった小屋(囲い)を利用して。
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この後、屋根を付けました笑。

マメコバチ用のつもりなのですが、
ミツバチも、マメコバチより多いかもとうくらい沢山
集まってきてくれています。

茅の先端をアップで。
ちょっと判り辛いですが、真ん中辺り下から2段目の茅から
ミツバチのお尻が少し覗いています。
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マメコバチよりも最低活動温度が低いミツバチくん。
寒いくらいだった5日には、
僕も寒くて午前中被っていたスキー帽に停まって暖をとってました!
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アップで
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なんで、ここが暖かいって判るんでしょうね!?

虫たちは、寒い時には何かに停まってじっとしていることが多いです。
やはり寒い日に軽トラの荷台シートに停まってるミツバチ。
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寒いとはいえ薄日があたって比較的温かいのが判るのでしょうね。

晩秋、ふじの収穫間近にはトンボがりんごの実によく停まってます。
過去の記事から。

今朝も雨で、9時頃あがる予報。
でも予想最高気温は15℃以下。マメコバチの最低活動温度が14℃なのでギリギリです。
posted by ナッツ at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子