今年も無事開花してくれて、
9日には最後に開花する「ふじ」も多くの樹が6〜7分咲きまできました。
(王林は3本のうち1本が、殆ど花が無いけど…)
あたり前のことのようですが、
就農2年目は花が少なくてホント泣けてきたのを思い出します。
前年(2010年)の猛暑のせいで花芽形成が阻害された為らしいです。
県内全般に開花不足で収穫量も減産でしたが、
当園では前年比約半分!
今頃の時期、樹によっては「花を捜さないと無い!」ものもあり、
当然摘花(摘果)作業なんて直ぐ終わってしまって…
あの経験があるので、毎年、
2月の剪定作業時には花芽の様子が気になり、
春先には花芽から葉が出て蕾が現れると一安心しつつも
霜にあたらないかと気になったり、
そして無事咲いたら今度は、
ちゃんと受粉して結実してくれるかが気掛かりになります。
10日は最高気温15℃まで行かず15時頃から雨(今日は一日中雨)、
昨日11日は気温は平年並でしたが一日中雨でした。
余程寒くないと開花は進むのですが、
蜂をはじめとした蜜を求めてやって来る「訪花昆虫」による受粉が中心なので、
開花直後に蜂たちが不活発になる天候だと気になります。
その「受粉」。
青森県では、ミツバチの他にマメコバチという小さい蜂が大活躍します。
小さいからマメコバチという名前なのだ(つまり、「豆小蜂」と書く)
と思っていたら、なんと「豆粉蜂」と書くのだそうです。
詳細は
こちら。
文中「浪岡町樽沢」は当園がある「浪岡吉野田」からも近いです(同じ旧浪岡町)。
こちらは写真付きです(
1、
2)。
1ではミツバチと比較しての優位点が判り易く書かれています。
当園も茅を丁度よい長さにカットしたものを買ってきて
設置しました。
今年急ごしらえのもの。

赤いネットは、カラスが悪戯してほじくり出すのを防止する為の防鳥ネットです。
前の園主がつくった小屋(囲い)を利用して。

この後、屋根を付けました笑。
マメコバチ用のつもりなのですが、
ミツバチも、マメコバチより多いかもとうくらい沢山
集まってきてくれています。
茅の先端をアップで。
ちょっと判り辛いですが、真ん中辺り下から2段目の茅から
ミツバチのお尻が少し覗いています。

マメコバチよりも最低活動温度が低いミツバチくん。
寒いくらいだった5日には、
僕も寒くて午前中被っていたスキー帽に停まって暖をとってました!

アップで

なんで、ここが暖かいって判るんでしょうね!?
虫たちは、寒い時には何かに停まってじっとしていることが多いです。
やはり寒い日に軽トラの荷台シートに停まってるミツバチ。

寒いとはいえ薄日があたって比較的温かいのが判るのでしょうね。
晩秋、ふじの収穫間近にはトンボがりんごの実によく停まってます。
過去の記事から。
今朝も雨で、9時頃あがる予報。
でも予想最高気温は15℃以下。マメコバチの最低活動温度が14℃なのでギリギリです。