2017年04月18日

春先の憂鬱

雪融け最中から春先にかけて憂鬱になるのが、ネズミによる食害です。

先ずは、雪融け間もないころの地面から。
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ネズミ掘ったトンネルが縦横に走り回っています。
少しアップで。
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年一回しか草を刈らないし重機類で園地内を走り回らないので、
普通よりも土が柔らかいからでしょう、
ネズミにとっては走り回り易い(穴を掘り易い)ようです。

ふじ収穫後には殆ど全ての樹で幹周り保護の為に肥料袋を巻きました。
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でもその隙間を見事に食害されています。アップで。
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幹周り3分の1周やられています
(ぐるり一周やられると養分が上がらなくなるため樹は駄目になります)。
これまでの経験で、苔(こけ)のあるところは食害されることは少なかったのに…

それなら隙間を無くそうとスカートの裾のように地面まで肥料袋を下げると、
袋の内側が隠れ場所となって寧ろ食害され易くなってしまいます。

こんな風に土の下部分を食害されていることもあります。
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今年の大きな被害は、
成木では、数年に渡って幹周りを一周食害されてもう駄目だろうと
思われるものが2本、
若木では、
順調に育っていて数年後に収穫できそうだった「金星」が2本、
昨年初めて20個程収穫できた「紅玉」が1本、
根をすっかり食べられて駄目になってしまいました。

先日偶然、猪対策を上手にやっている鳥取県(だったかな)の集落の対策を
特集番組で観ました。
畑を囲う柵の外側の草を刈ることで、
臆病(慎重)な猪が柵に近づけないようにして効果を上げていました。

当園は完全無施肥とセットの草生栽培(草を刈らない)ですが、
晩秋だけでなく普段から根周りだけは草を刈って、
ネズミが近づかない(地下道をつくらせない)ようにしようと思います。
posted by ナッツ at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2017年04月15日

とうとう「芽出し」

13日には雪が降るなど2日間程寒い日もありましたが、
昨日は温かく、
とうとう花芽が膨らんで、「芽出し」と言われる状態まで
進んできてしまいました。
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「しまいました」という表現に現れているように、
素直に歓迎する気持ではありません。

一つは、まだ剪定が終わってないから。
もう一つは、
早くに「芽出し→展葉(てんよう、芽が開いて葉が開くこと)→開花」
が進むのは、4月としては暖かい日が続くからで、
そうした場合「寒の戻り」や「遅霜」が起こり易く、
そうすると中心花が傷んで受粉できないことがでてくるのです。

天候はどうもできないので、自分のやれることをやらないと。
剪定作業を頑張ります。


posted by ナッツ at 05:56| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2017年04月08日

春になって樹も活動しています

春になって樹も活動し始めています。

例えば鋸を観ると一目瞭然です。
3月12日、剪定作業を一日終えた時の鋸側面です。
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同じく4月4日。
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樹が活動をし始めると樹液が上に上がってきます。
その樹液が枝を切った鋸にこびり付いています。
毎日作業後にぬるま湯に浸けてタオルで拭き取らないと切れなくなる程です。

樹が活動し始める前に枝を切る作業(少なくとも大中枝は)を終えている、
つまりこれが出る頃には剪定作業がほぼ終わっている、
というのが理想なのですが…まだまだです。

頑張ります。
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すっかり、しかも急に春

文字通り「4月に入ったとたん」春の陽気が続いています。

3月は季節外れの纏まった降雪が何度かあって気温も上がらず、
月末数日は霙(みぞれ)が舞ったり雷が酷かったりもしていましたが、
4月1日には嘘のような好天。
それから一週間連日好天が続いています。

そのせいで畑の積雪もグングンと溶けて昨日7日で殆ど無くなりました。
毎年雪融けが一番遅い斜面です(小屋横から観た様子)。
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前日6日にはこんなでした。
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因に同じ6日、90°左の斜面です。
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ちょっとアングルが違いますが、この斜面も3日にはこんなでした。
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陽気が良くなり、雪が融けて来ると、
作業はし易くなるのですが、焦ってきます。

剪定作業、例年よりも早めに始めたのですが、まだまだ残っています。
posted by ナッツ at 04:52| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2017年03月31日

悲しい報告

ご無沙汰しております。
更新しないまま、とうとう3月末日になってしまいました。
申し訳ありません。

久々なのに、悲しい報告です。
雌猫のジョナが3月3日午後から行方不明のままです。

2月28日にジョナが避妊、北斗が去勢手術。
2匹一緒に動物病院に一泊した後、3月1日に畑の小屋に帰還。

聞いていた通り食が細く静かにしていたのが、
3日朝に畑に行くと、餌が前日よりも減っていて、
活動も活発になってきて一安心。

昼過ぎから倉庫に荷造り作業に出かけて夕方小屋に戻ってみると、
ジョナが不在で北斗が寂しそうな鳴き声で…。

寂しいのか離れたがらない北斗を抱いたり歩かせたりしながら、
雪の中を捜し歩きましたが見つからず、
その後何度か近隣園地内の小屋周りも含めて捜索しましたが…

いろんな人から、ひょっこり帰って来ることがあると聞きます。
期待も諦めもせずに待ちたいと思います。

元気になった3日のジョナです。
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一人(一匹)になった北斗は、剪定作業中も私から離れようとしません。
近くに大型ソリと木箱を置いて風雪を凌げるようにして作業します。
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時折日射しが出ると、とっても気持良さそうにしています。
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判りずらいかもしれませんが、
両前足で耳の辺りを掻いています笑。

暫くすると、作業している足下にやってきて、
脚立に上がって作業していると脚立の上まで登ってきます。
少し抱いてあげると満足してまたソリに戻ります。

かまって貰えないと、
樹に登って其処から私の肩に飛び移ってきます。

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作業の手を休めなければならなくなるのですが、
その健気さ、可愛さはもちろん、
ジョナが居ない(北斗の)寂しさを思うと、
ついつい甘くなってしまいます。
posted by ナッツ at 06:09| Comment(2) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子

2017年02月02日

28年産ふじ、完売となりました。

おかげさまで、28年産ふじ完売となりました。

黒星病果が多いために果汁加工に回すものが多かったために
例年より少し早い完売となりました。

黒星病痕が有るにもかかわらず、沢山のご注文をいただき、
どうもありがとうございます。
posted by ナッツ at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品在庫状況

果汁「飲むりんご」の兄弟?発見

すっかりご無沙汰してしまい失礼しました。

27日に青森を発ち、
28日に東京で仕事をした後、
彼方此方と神社をお参りしたり知人に会ったりしながら旅しています。

31日、和歌山県串本町で立ち寄った「橋杭岩(はしぐいいいわ)」。
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海岸から大小約40の岩が一列に約850メートルに渡ってそそり立っています。
橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれているそうです。

1500万年前の火成活動により泥岩層の間に流紋岩が貫入、
その後柔らかい泥岩部が速く侵食されて硬い石英斑岩が杭状に残されたものとのこと。

偶々道の駅があってトイレ休憩と思って立ち寄ったのですが、
これは見物でした。

そして、この道の駅で売っていたのがコレ。
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「飲むみかん」!
当園りんご果汁「飲むりんご」と同系のネーミングが面白くて1本購入。
さらに橋杭岩と青空をバックに写真撮影。
お味もまずまずでした。
posted by ナッツ at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | その他雑感

2017年01月10日

ネズミ対策(今さらですが)完了

今年は記録的に積雪が少ないです(今のところ)。
りんご栽培を始めた最初の年は記録的な大雪で、
その翌年もそれに近いくらいの大雪でしたが、
その後年々少なくなってきて7回目の今冬は記録的な少雪。

そのおかげで、途中だった幹周りをネズミ食害から保護する作業も、
比較的楽に行なうことができました。

例年やり残した分を年越し後に雪を掻き分けて
(1メートル近く掘り下げて)やるのですが、
数センチ〜十数センチの雪を退けるだけでできちゃいます。

こんな感じです。
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主枝の元にジョナが座ってます笑。

2016年1月の写真から。
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幹周りを一周かじられてしまうと、
維管束を断たれて水分養分が上がらなくなるので枯れてしまいます。
幹周りが少ない苗木若木はこの作業が必須です。

2015年秋の写真です。
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こんな感じで昨冬は成木もほぼ全部貰ってきた肥料袋で幹を保護しました。
(春にはこれを外す作業が待ってます笑)

今冬も、苗木若木成木、全部合せると180本、ほぼ全部やりました。
今冬は根元の下草を根ごと剥がす作業も全部やりましたから、
自分でも「あっぱれ!」なネズミ対策です笑。

ちょっと脱線して、
その下草を根ごと剥がすには、これが大活躍でした。
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通常の鍬(くわ)と違って先が尖っている分、
根を切り易いですし、側面で土を寄せることもできます。

さて、この作業中にも、相棒2匹は周りをウロウロしています。
樹の上で鬼ごっこしたり、戯れ合ったり。
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タンクに立てかけた支柱から、じ〜っと下を観ている北斗。
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この先に土が出ている処があって、其処にネズミが現れるのを待っているようでした。

受粉時に大活躍してくれるマメコバチの巣。
それを覆う小屋?の中で暖をとるジョナ。
ちょっと前まで北斗もいたのですがカメラを取り出してる間に出て行ちゃいました。
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肥料袋やそれを幹に結わえる紐はソリで運びます。
ジョナはソリで私の作業を見守ってることが多く、
北斗はウロウロ出歩きながら時々こうして戻ってきます。
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ソリを動かすと、北斗は降りちゃいますが、
ジョナは「こりゃ、楽ちん」とばかりに、
居心地良さそうに座り込んだままです。

年が明けて、雪が少ないからと剪定作業をしている人もいる時期に、
こんな作業をしているのは私だけで一寸寂しく情けなくもあるのですが、
この2匹が居ると楽しくできちゃいます。

予報では、今日から一週間雪マークのみで大雪、
気温も明日明後日は最高気温がマイナス3〜5℃の超真冬日。
間に合って良かった!
posted by ナッツ at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | お客様の声

2017年01月02日

木守り(こもり)

明けましておめでとうございます。

おかげさまで無事年を越せました笑。
発送も年内分を何とか28日までに終えることができました。
かなりギリギリで、自己満足に過ぎない部分もありましたが。

平成28年度産(7年目)を振り返って改めて思うことの一つ。
「木を守ることが第一」

味はもちろん、
〜その味に関しても、
 りんご本来の味がする、
 やさしい味がする、
 食べ飽きない、
 からだは勿論心がよろこぶ、
 等々様々な感想をいただいています〜
年々、無施肥低農薬の様々な効果が現れ高まっています。

自分の実感以上に、
お客さまからの感想からそう言えます。

肥料や薬に頼らないということは、
自然の営みに任せるということで、
それはゆっくり、でも確実に進みます。

それだけに、「続ける」こと、
言い換えれば「木を維持する(守る)」ことが重要になります。

具体的には、
1、防除〜病気、虫、ネズミ
2、剪定
3、摘果(花)

剪定の仕方で木の元気度(「樹勢」)が変わってしまいます。

りんごは開花した後で葉が出るので其れまで光合成はされません。
(蕾を覆っている葉は開花と同時に開きますが)。
つまり花を咲かせる養分は前年までの貯蔵養分で賄っています。
花(蕾)の段階で出来るだけ摘むことで、
結実後も出来るだけ早期に落とすべき実を摘むことで、
木は養分を他に回すことができます。

そして防除。
病気と虫に関しては、
「完全排除」ではなく「大量発生しない程度」で
超と言える程の低農薬でやってきました。

散布時期、散布方法、農薬散布以外でも園地を整えることによって、
更に減らす工夫をしていきます。

問題はネズミ。

昨年は、幹周りの樹皮を食害から守るために肥料袋を巻く作業を
かなりやりました。

さらに今年(平成28年秋冬)は、
根元周りの土起こし
をしっかりやりました(11月28日記事参照)。

例年秋に根元周りの下草は刈りますが、
根こそぎ起こす作業まではやってませんでした。

周りの農家さんがやっているのを見ても、
折角草が生えてるのに勿体ない、
そこまでやると労力も時間も掛かってやる余裕無い、
とどこかで敬遠していました。

今年は、腐乱病は大して無いのに木が弱っている
(葉の元気がなく実も小さい)ことが散見されて、
どうも根に問題がありそう、
と思って前述土起こしをしっかりやってみました。

すると、起こした草の根の下にネズミの穴(巣への道)が!!
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しかもクローバーなど横に根を張って起こし難い草の下にこそ
ネズミ道が沢山有るじゃありませんか!
自分が無意識のうちに横着してやらなかった処ほど重要だったことに
今更ながらに気付かされました。

作業している私の周りをウロウロしている北斗も
クンクン臭いを嗅ぎ回ったり、穴に前足を突っ込んだりして、
いつも以上にネズミをつかまえてくれます。

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りんご箱の中で味わう北斗
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作業して木の周りを一周している間に、
最初に土起こしした辺りから迂闊にも出て来るネズミもいます。

最初は躊躇していた私も、一匹処分したら次第に平気になって、
2本に1匹の割合で処分するようになりました。
結構な数です。

今秋は、ふじ収穫の合間や収穫後選果作業中に、
この作業もしていました。
幹を覆う作業は積雪後でもできますが、
土起こし作業は積雪前でないと出来ないし効果が薄れますから。

小玉化で、同じ収穫量(重量)でも個数が多ければ収穫作業も選果作業も
手間がそれだけ増えて時間がかかる上に、
この手の作業に時間を掛けた分、
選果発送作業が遅くなってしまいました。

29年度こそ(例年そう思ってはいましたが)、
剪定作業を早くに終わらせて余裕をもって開花を迎える、
それにより黒星病防除に重要な第一回目散布を雪融け直後に行なう、
摘花作業から始めて摘果作業を早めに終える、
根元周りの草は年間通じて刈るようにした上で土起こし作業は
ふじ収穫前(というよりジョナゴールド収穫前)に終わらせる、
ということを確実に実行していきます。

今年こそは!
posted by ナッツ at 08:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 農作業

2016年12月25日

猫は冬も畑の小屋です

猫たちは、冬も畑の小屋です。
なので、毎日倉庫での選果荷造り作業をしていますが、
朝晩には餌と水をあげに畑まで行きます。

積雪で畑まで車で行けなくなっていましたが、
2日間雨で気温も高かった(それでも最高8℃ですが)ので、
23日から車で行けるようになりました。

車で行くと、エンジン音で来たのを察知して、
猫たちは余程の吹雪や雨でなければ小屋から迎えに来てくれます。
特に北斗は必ず。

車で行けない時は、近くまで車で行って6〜7分歩いて畑まで行きます。
やはり雪上を歩く音で察知するらしく、出迎えてくれます。
嬉しくなっちゃいます!

さて昨日(24日)も、北斗が先頭です笑
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少し抱いてあげて、えさをやって水を替えてあげたら、
倉庫に戻ります。
ゆっくり遊びたいんですけどね。

猫たちもそれは同じで、
私が小屋を出ると(猫専用の床下通用口から出て来て)、
私より先に車まで駈けて行って待ってることもあります苦笑。

それを抱いて小屋に連れ戻すと、
最近は理解して小屋の近くで見送ってくれます。

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健気でしょ。
小屋を後にする時一瞬陽が差していました。

わざと逆光で。
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もう一枚、反対方向は青空です。
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posted by ナッツ at 07:26| Comment(0) | TrackBack(0) | りんご(園地)の様子