6日は一日雨、7日は風が強め、ということで
中2日置いての2日間での散布でした。
今回はこの2種類。

左が、殺菌剤(黒星病、斑点落葉病、褐斑病、その他)の「フリント」、
右が、殺虫剤の「バイスロイド」。
殺菌剤はどれも大概の病気に対応しているようです。
そのなかで、
特にどの病気に強いのか、
タイプの同じものを続けて散布しない(続くと耐性が出来易い為)、
収穫前何日まで散布可能のものか、
等を勘案して、
お世話になっている資材屋さんにいろいろ教えてもらいながら、
散布する薬剤を決めています。
殺虫剤は、モモシンクイガ対策。
今年初めての殺虫剤散布です。
当園では殺虫剤は大概モモシンクイガ対策向けのみなので、
殺虫剤はこの時期からの使用になります。
殺虫剤にも組成、化学式から、
いくつかの系統があります。
ミツバチ減少の一因と言われている(諸説ありますが)
ネオニコチノイド系は使っていません。
(ネオニコチノイド系と知らずに1年目に「モスビラン」を使いましたが)
「バイスロイド」はピレスロイド系、
判り易く言えば昔の香取線香に使われていた除虫菊の成分を合成した
タイプです。
シンクイムシ対策は通常6月半ばの散布からスタートですが、
昨年の被害が殆ど無かったのと、
今年は残暑が厳しくその分8月末にも散布する必要がありそうなので、
前回散布では使用せずに今回からにしました。
(昨年は、前年に大発生したので6月半ばにも散布しました)
殺虫剤は、
ネオニコチノイド系、合成ピレスロイド系、有機リン系
に大別されます。
ネオニコチノイド系は使わない、
同じタイプを連続散布すると耐性が出来やすい、
となると、ビレスロイド系と有機リン系を交互に使い分けることになります。
今回は、2種類共に液体タイプなので、
水に薬剤を溶かすのがとっても楽でした。
粉タイプだと、
ちゃんと溶けるように、バケツに溶かしてから500gタンクに入れる、
(料理の時と同じですね笑)
という手間が要りますから。
散布が終わると一安心します。
遅れている摘果作業に励みます。